- 公務員が民間企業に転職する場合の「10のステップ」
- 公務員が転職活動中に「各ステップで注意するべきポイント」
最近辞めて転職していく同僚・後輩も増えてるし
考えた末に自分も転職することにした。
私も転職しようと思うけど
何から手を付けて良いのか分からなくなってきた…
転職しようとすることは進歩を続けようとする証拠。
2人とも素晴らしいことだ。
ざっす。
ただし、現状の分析をしないまま転職するとかなりの確率で「こんなはずではなかった」と後悔することになる。
何だって!?
そこで、誰でも転職活動がしやすくなるように『公務員が民間転職を成功させるためのロードマップ』を作成したので特別に公開しよう。
とても助かる!
公務員が民間転職を成功させるためのロードマップがこれだ。
この記事では、Step1から順番に解説していこう。
Step10に到達する頃には、
「公務員でも転職できる」イメージがしっかりとできるはずだ。
先に進む前に確認したいんですが
公務員が在職中に転職活動をすることは問題ないんですよね?
常識的な方法なら、公務員が転職活動をしても全く問題ない。
気になる方は、以下の記事をご確認してみると良い。
では、改めて解説を始めよう。
私自身の失敗に基づく経験談も多く含まれている。
すぐに転職しなくても、
全ての野心的な公務員に役に立つはずだ。
Step1:公務員から転職して「得たい環境」を明らかにする
まずは色々な企業の求人を見て…
求人は少し待とう。
なんでですか?
まずは「転職したい理由」を
ハッキリさせよう。
具体的には
「転職で得たい環境」を特定することだ。
興味がある企業を見つけて応募すれば良いんじゃないの?
「なんとなく」転職することは
止めたほうがよい。
何故なら、転職先で「前職より劣ること」に目が行ってしまい、
転職自体を「失敗」と思ってしまう可能性があるからだ。
うぅ…
そうならないために
「転職する理由」、
「転職で得たい環境」を
しっかり特定することが重要だ。
具体的には、この3ステップで転職理由を考えることが良い。
- 仕事を通じて獲得したいもののうち、現在の職場では得られないものを書き出す
(より高い給与、関心のある分野の業務等) - ①のうち、転職によって「本当に得たいもの」を決める(複数でもOK)
- 現在の職場の待遇のうち、多少犠牲にできることを決める
自分は「給与」にはこだわりたい。
その代わりに、労働時間は多少犠牲にできるかな。
コロナ流行期に保健所に居たしw
それはご苦労だった。
私は、今後は仕事内容に一貫性を持たせたいな。
あと、今は財政課配属で残業時間がすごいから、減らしたい…
給与は今と同じくらいあれば問題ないな。
現時点では、ひとまずOKだ。
企業を調べたり求人を見ると考えも変わってくるが
一旦、いま挙げた転職理由を基本に考えよう。
公務員から転職する理由は人それぞれです。
どんな理由なら転職して良くて、どんな理由なら転職してはいけない、ということはありません。
しかし、転職を成功させるためには
「転職理由をハッキリさせる」ことは重要です。
転職理由が明確でないまま転職すると
転職先のネガティブな部分だけを切り取って
「転職は失敗だった」と思い込んでしまうからです。
例えば、企業の知名度や就職偏差値に惹かれて転職したものの
思ったより残業時間が多かったりすると「公務員辞めなきゃよかった」と
転職そのものを後悔してしまうことが考えられます。
転職を後悔しないためには
考えが「転職」に至った動機・原因を見直して
転職で成し遂げたいことを明確にしましょう。
- 転職理由は人によって違う(何でも良い)
- 転職を後悔しないために「転職で得たい環境」を明確にし、そのために犠牲に出来ることも挙げておく
転職で後悔しない方法については
こちらの記事でも解説している。
Step2:公務員から転職するための「自己分析」
「転職で得たい環境」と
「犠牲にできること」が明確になったわ。
次は、自己分析だ。
自分の職歴とスキルからキャリアの方向性を確認しよう。
自己分析って、転職でも必要なんですか?
「やる」or「やらない」で言えば
やった方が良い。
自己分析をやる理由は
「転職の軸を明確にするため」などと言われるな。
「転職の軸」と言う表現はよく分からないので私は嫌いなのだが、
具体的には『ビジネスパーソンとしての「ステータス(能力・状態)」を言語化すること』とでも言えるな。
でも、自己分析ってどうやれば良いのでしょう?
簡単にできる方法は「ノートに過去の取り組み・出来事を時系列で書き出していくこと」。
そして、それぞれの出来事について以下のことを書きだす。
1)中学生から現在に至るまでの出来事(経験)を、時系列で書き出す
2)出来事のうち、自分が「活躍していた」と思われる出来事をピックアップ
3)「活躍していた」出来事について、以下を書き出す
- 自分はその出来事で何をしたのか(動詞を明確に!!)
- その出来事で活躍できた(できなかった)理由・要因は何か
- 活躍できた理由から自分にはどのような特性があるのか
これをやると、自分が満足に活動するための条件が分かってくる。
私の場合は「自己コントロール感」が重要だった。
いつまで遡ればいいんですか?
中学1年生からだ。この頃くらいから、集団での立場・役割に応じた行動をしているはずだからな。
でも、自分ひとりで振り返っていくことが苦手なんだよな…
それなら、転職サイトが提供している自己分析ツールを使うこともおすすめだ。
どの転職サイトが良いのかな…?
dodaとリクナビNEXTの診断ツールがおすすめだ。
どちらも、転職サイトとして業界トップクラスの求人数を持っている。
その後の求人探しでも、この2つを活用しよう。
転職先の候補を探す前に
自己分析をすることが重要です。
自己分析をすることで
自分が能力を発揮できる環境・条件を確認することができ、
自分に合う転職先を見つけられる可能性が高まります。
自己分析の方法は、以下の2つがあります。
- 自分でこれまでの経験を振り返る
- 自己分析ツールを使う
自分自身でこれまでの経験を振り返る場合
これまでの経験のうち、
「特に充実していた時」のことを深堀りしていきます。
1)中学生から現在に至るまでの出来事(経験)を、時系列で書き出す
2)出来事のうち、自分が「活躍していた」と思われる出来事をピックアップ
3)「活躍していた」出来事について、以下を書き出す
- 自分はその出来事で何をしたのか(動詞を明確に!!)
- その出来事で活躍できた(できなかった)理由・要因は何か
- 活躍できた理由から自分にはどのような特性があるのか
自分で自己分析をすることが面倒な方は
転職サイト等が提供する
自己分析ツールを使うことが良いです。
就職活動のときに自己分析をしたけど
就職した後では価値観も変わっているものだね。
仕事を通じて色々な経験をすると
価値観が変わっても不思議ではない。
何より成長している証拠だ。
Step3:公務員から転職するための「企業・業界研究」
公務員が転職しようとするとき、
業界や企業はどう選べば良いんだ?
先ほどの自己分析を活かそう。
求人を見る前なので、
業界・企業研究では
次の2つに注意すればOKだ。
- 「経験」または「スキル」が活かせる業界、企業を探す
- 業界は「成熟した業界」より「今後伸びる業界」の方が人的価値を高めやすい
公務員なのに「経験が活かせる業界、企業を探す」って
どういうことだ?
民間に「公務員」はないので、
公務員の転職は「未経験業種への転職」になる。
民間に勤める人のように
「営業職なのは変わらないが、業界が変わった」
という転職ができない。
確かに…
そこで、少しでも転職先での活躍可能性を高めるために、
・行政で担当した「業務の経験」
・業務を通じて得た「スキル」
このどちらかが活きると思われる業界を選ぼう、ということだ。
なるほど。
もう一つの「成熟した業界より今後伸びる業界」についても
聞かせてください!
「成熟した業界より今後伸びる業界の方が人的価値を高めやすい」だが
例えば、AIを扱う企業に勤める人を想像してもらえれば分かりやすいのではないか?
後発で色々なIT企業がAIを開発したり
AIを活用したサービスが作られている。
そのとおり。
AIが本当に伸びる前に業界に飛びこんだ人間の人材としての市場価値は
とても高いことが想像できる。
つまり、成熟した業界よりは、今後伸びる業界に身を置いたほうがその後の転職でも有利に働く可能性高い。
世の中に与えるインパクトもありそうだ。
その通りだ。成長中の業界の方が、言葉が悪いが「チヤホヤされる」ことが多い。
- 「経験」または「スキル」が活かせる業界、企業を探す
- 業界は「成熟した業界」より「今後伸びる業界」の方が人的価値を高めやすい
Step4:公務員から転職するための「求人・応募先の探し方」
Step4-1:公務員から転職するための「求人の探し方」
次は実際に求人を探していこう。
求人を探すってことは、やっぱり転職サイトを見るってこと?
結論を先に言ってしまうと、
求人を探す場合、
転職が初めての公務員には「転職サイト」と「転職エージェント」の併用がおすすめだ。
だが、求人を探す方法は色々ある。例えば、狙っている企業があるのであれば、企業HPの「採用」ページで直接応募することもできる。
でも直接応募ってどうなんだろう…。
直接応募は、採用する企業にとって「最も費用が掛からない採用方法」だ。
転職エージェント経由だとオファー年収の数10%を紹介料として払うからな。
じゃあ、直接応募もありなんだ!
しかし、直接応募にも他の手段と比べて劣ることがある。
例えば「転職エージェント」と比べた場合、
直接応募では「転職活動のサポートを受けられない」点が明確なデメリットと言える。
私みたいな転職が初めての公務員はどうするのが良いのでしょう?
最初に言ったように「転職サイト」と「転職エージェント」を両方を使うことが良い。
厳しいことを言うようだが、中途採用において「公務員」はマイナスからのスタートと思っていたほうが良い。
やっぱり、そうなのか…
誤解しないでもらいたいが、「公務員が民間で通用しない」と言いたいのではないぞ。
公務員の転職希望者は、環境的に評価されにくいのだ。なぜなら
・採用する側に「行政での業務」をイメージできる人があまりいない
・求職者側も自分の経験を民間企業でどう活かせるか説明できる人が少ない
この2つが主な理由だ。
なんだか不安になってきたぞ…
心配はいらない。
公務員の転職希望者は工夫しないと評価されにくい。
だからこそ「転職サイト」や「転職エージェント」を使って転職のサポートを受けることが良いのだ。
特に「転職エージェント」は絶対に利用したほうが良い。
と、言いますと?
こちらが示した条件に合致する求人を紹介してくれるうえ、応募先とのパイプ役になってくれる。面接の練習、書類の添削にも応じてくれる。
エージェントによっては、企業別の面接対策をしてくれるところもある。
(転職エージェントに頼ればあんたはいらないんじゃ…)
聞こえてるぞ。
あっ、いけない。
転職エージェントは転職活動を効率的にするし
基本的におすすめするのだが、
重要な局面で頼りきりになるのは良くない。
詳しくは、その時に説明する。
じゃあ、転職サイトはどう使ったら良いの?
転職サイトは基本的に「自分で求人を探す」必要がある。
そのため、転職サイトで自分が希望する条件を検索し
どんな企業が応募先の候補になるか情報収集すると良いだろう。
転職サイトで気になった求人があったら
エントリーしても良いのか?
転職サイトで興味をもった求人があれば、転職サイトから応募して問題ない。「転職サイトに載っている求人」を転職エージェントが持っているとは限らないからだ。
転職が初めてで、かつ民間転職が厳しいとも言われる公務員に取れる戦略は次のとおりだ。
・転職エージェントを中心に転職活動を進める。
・転職エージェントとの相談を通じ、応募先企業・業界の検討、書類作成、面接対策を行う。
・転職サイトも併用し、自分でも求人を探す。気になったものには応募する。
・自身があれば企業HPから直接応募も可。だが、通常はエージェントの仲介や念押しがあったほうが良い。
ところで転職サイトと転職エージェントはどこを使えば良いの?
おすすめは、これらだ。
- 転職サイト
-
doda:掲載求人数20万件超。転職エージェントとしても利用可能!
リクナビNEXT:転職した人の8割が利用。グッドポイント診断で自己分析も出来る - 転職エージェント
-
コトラ:パブリックセクター案件に強く、公務員に特におすすめ
JACリクルートメント:ハイクラス案件・年収アップに強みのある転職エージェント
ASSIGN AGENT:キャリアプランから始める若手ハイキャリア転職エージェント
リクルートエージェント:転職支援実績NO.1!日本最大級の転職エージェントサービス
- 転職エージェント(コンサルティング業界特化)
-
アクシスコンサルティング:平均支援期間3年。転職後も見据えるコンサル特化型エージェント
MyVision:公務員のコンサル転職実績多数のコンサル特化型エージェント
「転職サイト」と「転職エージェント」はそれぞれ以下の記事で詳しく解説している。
別タブで開くので、この記事と併せて確認してほしい。
念のため各サービスに触れておこう。
助かる!
なるほど。転職エージェントはどう選べば良いの?
転職エージェントサービスも、
・幅広い業種を対象とするサービス
・特定層、職種を対象とするサービス
がある。
基本的には「幅広い業種を対象とするサービス」は全員必須。
希望する転職先によって「特定層、職種を対象とするサービス」にも登録をしよう。
まず「幅広い業種を対象とする転職エージェント」から。
幅広い業種を対象とする以上、保有求人数の多さにこだわりたい。そこで、ここではリクルートエージェントが良い。
リクルートエージェントは、実際に転職させた人数が業界トップで令和4年度実績は71,764人だ。
リクルートエージェントの紹介で7万人も転職したってこと?
そういうことだな。
リクルートエージェント以外にも、転職サイトとして紹介したdodaも転職エージェントとしての機能が備わっている。
dodaのエージェントサービスもリクルートエージェントと同様に業界最大級の求人を持っている。
私はキャリアの方向性とかも相談したくて…
対応しているエージェントはありますか?
その場合は、ASSIGN AGENT(アサインエージェント)が良いだろう。
ASSIGN AGENTの売りは
まず「キャリアプラン」を明確にしてから
求人の紹介が行われることだ。
それはすごく良いです!
リクルートエージェント
doda
ASSIGN AGENT
を3つ併用するということね。
そのとおりだ。
ただ、登録後に「このサイトの方が興味を引く求人が多いな」と感じることもあるだろう。
その場合、3つ均等に利用する必要はない。
なるほど。登録前はどれが合うか分からないから一通り登録しておくことが良いということだな!
うむ。
では次に「特定層、職種を対象とするサービス」だ。
まずは、高年収求人を狙う場合。
年収アップを狙うならコトラ及びJACリクルートメントを利用しよう。
コトラは公務員からの転職希望者には特ににおすすめだ。
なんで??
コトラをおすすめする理由は
官公庁関連の業務を扱う求人を多く持っているからだ。
「未経験業界への転職」が基本の公務員にとって
コンサル・シンクタンクなど「官公庁関連の業務を扱う部門」への転職は、公務員経験を直接活かせる貴重な転職先だからな。
確かにそのとおりかも。
次にJACリクルートメントだ。
web広告で見たことあるかも!
JACリクルートメントはハイクラス案件や年収アップに定評がある。
業界では珍しく、転職エージェントが採用企業の担当者を兼ねている。
そのため、企業の情報や選考を通る方法に詳しく、エージェントの質が高い。
自分は年収にこだわりたいから、登録しよう。
次に業界特化型だ。
医師・看護師・薬剤師・法務・経理など色々な特化型エージェントがあるが、ここでは公務員の転職先によく挙がる「コンサルティング業界」特化型エージェントを紹介しよう。
実はコンサルに少し興味があったんですよね!
コンサル業界は、公務員の転職先としてもおすすめできる要素がいくつもある。詳しくは、別の記事で解説している。
あとで読んでみます!
では、コンサル特化のエージェントだが、
アクシスコンサルティングと
MyVisionの2つに登録しよう。
この2つは何が良いの?
アクシスコンサルティングは、
サポートの手厚さ・真摯さが特徴だ。
公式に書かれているとおり、
平均の支援期間が3年とある。
その時に望ましい求人が無い場合でも、
継続して支援してもらえる。
通常の転職エージェントは3か月で一旦区切ることが多いので、どれ程長いのかが分かるだろう。
もうひとつの…、MyVisionは?
MyVisionは、比較的新しい会社だが、
特にコンサル業界向けの面接対策が充実している。
応募先の企業別でも面接対策を提供している。
公務員の転職者も輩出している点もおすすめできる。
フェルミ推定の練習をしないといけないと思っていたけど、業界に詳しいエージェントと練習ができるのは心強いな。
アクシスコンサルティングとMyVisionに加えて、
先ほどのコトラ、JACリクルートメントあたりを登録しておくことで、
コンサル業界はOKだろう。
登録します!!
改めて、おすすめのサイト・エージェントを振り返っておこう。
- 転職サイト
-
doda:掲載求人数20万件超。転職エージェントとしても利用可能!
リクナビNEXT:転職した人の8割が利用。グッドポイント診断で自己分析も出来る - 転職エージェント
-
コトラ:パブリックセクター案件に強く、公務員に特におすすめ
JACリクルートメント:ハイクラス案件・年収アップに強みのある転職エージェント
ASSIGN AGENT:キャリアプランから始める若手ハイキャリア転職エージェント
リクルートエージェント:転職支援実績NO.1!日本最大級の転職エージェントサービス
- 転職エージェント(コンサルティング業界特化)
-
アクシスコンサルティング:平均支援期間3年。転職後も見据えるコンサル特化型エージェント
MyVision:公務員のコンサル転職実績多数のコンサル特化型エージェント
いざ転職エージェントに登録しようすると
いよいよ転職活動が本格的に始まった実感がわいてきた!
そうだな。ここで注意するべきことだが
転職活動をしていることを絶対に職場の人間に言うべきではない。
えっ、そうなの?
仲が良い同僚であっても、言わない方が絶対に良い。
詳しくは、以下の記事を確認してほしい。
Step4-2:公務員から転職するための「エントリー先の決め方」
転職サイトに登録して求人を探し始めたけれど…
何ていうかピンと来ないんです。
自分も転職エージェントから求人を紹介されたけど
どれにエントリーする決め手が分からなくて…
始めての転職活動で陥りがちなのが、求人票だけでピンとくる企業が「自分も知っていて、みんなも良く知っている有名企業」だけになってしまう現象だ。
(私も同じよ!)
「名前の知れた有名企業に入ること」が目的なのであれば
それでも良いがな。
だが、各業界には世間一般に名前が通じる訳ではないものの
業界内では非常によく知られ、評判の良い会社があるものだ。
だが、業界未経験の人間が、求人票を見ただけで知られていない優良企業と気付くかというと、無理がある。
確かにそうだな…。
だからこそ、Step1で整理した「転職で得たい環境」に合致している求人を、機械的にピックアップすることが良い。
Step1は確か…
- 転職理由は人によって違う(何でも良い)
- 転職を後悔しないために「転職で得たい環境」を明確にし、そのために犠牲に出来ることも挙げておく
ピックアップした企業のHPを見たり、ネット記事を調べ、余程自分には合わないと思わない場合を除いて、積極的にエントリーしていこう。
そんなに積極的にエントリーして大丈夫ですか?
「転職で実現したい環境」を満たしているのだから、問題ない。
条件を満たしていてもエントリーを躊躇するようなら、「転職で実現したい環境」を再検討する必要がある。
しかも、先ほどの繰り返しになるが、業界未経験者なのだから求人票だけで「ピン」と来ることはあまりない。
企業を知るためにも、積極的にこちらが飛び込まないといけないってことか。
その通りだ。
転職サイトに登録して「いつまでも転職しない人間」はここでつまずいている。
かつての私も、エントリーの決断が出来なかった。
そんな経験もあったのね…
ところで、読者の大半が「中途採用」枠にエントリーすると思うがどうだろうか。
年齢的に第二新卒ではなくて中途採用枠です。
中途採用というのは新卒採用と異なり、応募者の経歴・能力が高くても採用にならないことがある。だからこそ、積極的なエントリーが必要だ。
えっ、能力があっても落ちるのはなぜでですか?
理由は主に2つある。
1つは、中途採用は採用後に配属されるポジションが予め決まっていることが多い。つまり、採用後に一緒に働くメンバーが決まっている。
そうすると、経歴・能力はもちろんだが「在職者・チームとの相性」も評価ポイントになる。
要は
「面接官が一緒に働きたいと思うか」
「チームの雰囲気に合うか」ってことだな。
確かに、メンバーの雰囲気を企業HPで確認するのは無理があるね。
2つ目の理由は、中途採用が不定期・流動的に実施されるためだ。
新卒採用の場合、多数の応募者を効率よく選考するために
・エントリ―期限
・面接日程
・内定時期
が予め決まっている。
一方で中途採用は、退職者の発生等を背景に突発的に行われる。
選考も、応募があった順に随時行われる場合が多い。
つまり、中途採用は採用基準を超える者が現れた瞬間
そこで門が閉じてしまう「早い者順」なのだ。
エントリ―を考えている間に、採用基準を超える誰かに内定が出たら終わってしまうということね。
その通りだ。
しかも、その採用基準を超えた「誰か」と自分を比較すると、
自分に分がある場合もある。
そうすると、スケジュールや書類の作成が間に合う範囲で
積極的にエントリーした方が良さそうだ。
しかも、エントリーしたからといって
その会社に入らなければいけない訳ではない。
こちらが「話を聞いてやる」くらいの意気込みでエントリーしよう。
よっしゃ、仕方ねえから話を聞いてやるぜ!
あ、面接で「話を聞いてやる」感を出したらどこも受からんぞ。
はっ!
- 転職が初めての公務員は、転職サイト、特に転職エージェントを活用する。
- 活用すべき転職サイト・転職エージェントは以下の通りおすすめの転職サイト&転職エージェント
- 転職サイト
-
doda
:掲載求人数20万件超。転職エージェントとしても利用可能! リクナビNEXT:転職した人の8割が利用。グッドポイント診断で自己分析も出来る - 転職エージェント
-
コトラ
:パブリックセクター案件に強く、公務員に特におすすめ
JACリクルートメント:ハイクラス案件・年収アップに強みのある転職エージェント
ASSIGN AGENT:キャリアプランから始める若手ハイキャリア転職エージェント
リクルートエージェント:転職支援実績NO.1!日本最大級の転職エージェントサービス
- 転職エージェント(コンサルティング業界特化)
-
アクシスコンサルティング
:平均支援期間3年。転職後も見据えるコンサル特化型エージェント :公務員のコンサル転職実績多数のコンサル特化型エージェント
- 中途採用は「早い者勝ち」。絶対に合わないと思わない限り、条件を満たすものは積極的にエントリーする
- どうしてもエントリーに進みたい求人が無い場合は、Step1に戻り「転職で得たい環境」を見直す
Step5:公務員から転職するための「職務経歴書の作成方法」
次に職務経歴書の作成だ。
職務経歴書、正直苦手だ。
苦手でも努力ができれば書ける。
職務経歴書は転職サイトにいくらでも作成例が載っているし、転職エージェントとの面談などでもアドバイスを貰えるからな。
- 転職サイト
-
doda:掲載求人数20万件超。転職エージェントとしても利用可能!
リクナビNEXT:転職した人の8割が利用。グッドポイント診断で自己分析も出来る - 転職エージェント
-
コトラ:パブリックセクター案件に強く、公務員に特におすすめ
JACリクルートメント:ハイクラス案件・年収アップに強みのある転職エージェント
ASSIGN AGENT:キャリアプランから始める若手ハイキャリア転職エージェント
リクルートエージェント:転職支援実績NO.1!日本最大級の転職エージェントサービス
- 転職エージェント(コンサルティング業界特化)
-
アクシスコンサルティング:平均支援期間3年。転職後も見据えるコンサル特化型エージェント
MyVision:公務員のコンサル転職実績多数のコンサル特化型エージェント
書こうとしたものの、わかりやすい実績がある訳でもないからイマイチ進まないんだよな…
どんな職種でも職務経歴書を作るときは
・どんな業務で
・どんな成果を挙げ
・どんな能力を発揮していたか
を書くことが重要だ。
それを上手く書けないんだよな…
公務員の転職希望者が職務経歴書の作成で気を付けるべきことは、次の3つだ。
- 「業務」を誰もが分かる表現に言い換える
- 「成果」が思いつかなければ、「業務」を細分化し「タスク」で考える
- 「能力」は「こなしたタスク」を「自己分析結果」に照らし合わせる
まず『「業務」を誰もが分かる表現に言い換える』だ。
Step4でも言ったように、公務員の業務というのは世間一般に理解されていない。
多くの人がイメージできるのは、市区町村役場の住民票担当課の窓口くらいだ。
確かにそうかもな…。
民間企業の法人営業・経理・企画などと聞けば、確かに業務内容の想像がつくね。
だからこそ、公務員の業務は
「公務員でない人が聞いても仕事内容をイメージできるような表現」で職務経歴書に書かなければいけない。
例えば、こんな感じだな。
『新規事業の予算要求を行った』
⇒新規事業の企画立案を担い、予算獲得のための内部折衝・業務関係者向けの研修・広報を行った
『土木事務所で管轄道路の管理を担当した』
⇒土木事務所で管轄道路の許認可審査、道路構造物の損傷に伴う復旧請求、不法行為者に対する指導・訴訟を担当した
確かに「予算要求」「道路管理」と聞くよりは分かりやすいな!
表現の方法は、職務経歴書全体のボリュームを見て長短を調整する必要があるので、詳しく書けば良い訳ではないが、このような意識で書くことをおすすめする。
2つ目の
『成果が思いつかなければ、業務を細分化しタスクで考える』はどういうこと?
例えば医療費助成制度の担当者だった場合、業務を通じた成果というのは挙げにくいだろう。事業のアウトプット「助成金を10億円執行した」では、「支払っただけか?」となってしまう。
たしかに、そう思う。
そこで、「医療費助成」の業務を「タスク」に分解して考えると良い。
どういうことでしょう?
年間を通じて医療費助成制度を運営するにも、細かいことを色々とやっているだろう。
・制度改正
・HPの修正
・問い合わせ対応
・申請書審査
・支出手続
・予算要求
考えるだけでも、これだけある。
例えば、制度改正によって「苦情の原因になっている規定を無くし、苦情を減らした」も、その人の立派な実績だ。苦情が減れば、お客さんたる住民の満足度が上がっているし、職員も別の業務に取り組めて効率化が図られたはずだ。
でも、成果を書く時は「数字を書け」ってどの転職サイトも言っていて困ってしまう…
無理やりに「数字」をでっち上げるのはやめよう。
業務での「行動プロセス」とその時の「思考の裏付け」を説明することでアピールしよう。
自分が取った行動と考えを説明して、その企業での活躍可能性を感じてもらうということね!
その通りだ。
3つ目の『能力は、こなしたタスクを自己分析結果に照らし合わせる』も詳しく聞かせてほしい!
先ほどの医療費助成制度の例で説明しよう。
制度の担当者として行ったことは、
・制度改正
・関係者向け研修
・HPの修正
・問い合わせ対応
・申請書審査
・支出手続
・予算要求
となる。
ふむふむ
この細分化した業務のうち、Step1の自己分析結果に照らすと「自分が能力を発揮できていた業務」があるはずだ。
自己分析の結果「問題解決」することが得意な人が、細分化した業務に対し「何か問題解決した経験はないか」の視点で考えていく。
すると「制度改正」で「苦情の原因になっている制度を廃止したな」と気付くことができる。
その人の特徴は、仕事に表れているはず、ということか!
その通りだ。
機械ではないのだから、必ず仕事を振り返ることでアピールできることがある。
どんなに細かいことでも、堂々とアピールして良い。
- 「業務」を誰もが分かる表現に言い換える
- 「成果」が思いつかなければ、「業務」を細分化し「タスク」で考える
- 「能力」は「こなしたタスク」を「自己分析結果」に照らし合わせる
Step6:公務員から転職するための「採用選考の準備(面接対策)」
書類選考を通過したら、次は面接だ。
面接対策、公務員試験のときには予備校でやったけど、転職のときは皆どうしているんだろう。
面接対策も、手を抜いていると思われるかもしれないが、転職エージェントのお世話になってしまおう。
- 転職サイト
-
doda:掲載求人数20万件超。転職エージェントとしても利用可能!
リクナビNEXT:転職した人の8割が利用。グッドポイント診断で自己分析も出来る - 転職エージェント
-
コトラ:パブリックセクター案件に強く、公務員に特におすすめ
JACリクルートメント:ハイクラス案件・年収アップに強みのある転職エージェント
ASSIGN AGENT:キャリアプランから始める若手ハイキャリア転職エージェント
リクルートエージェント:転職支援実績NO.1!日本最大級の転職エージェントサービス
- 転職エージェント(コンサルティング業界特化)
-
アクシスコンサルティング:平均支援期間3年。転職後も見据えるコンサル特化型エージェント
MyVision:公務員のコンサル転職実績多数のコンサル特化型エージェント
誤解がないように付け加えるが、
「エントリーした企業の選考に通りたい」点では
転職エージェントと転職希望者の利害は一致している。
どういうことだ?
転職希望者はエントリーした企業から内定が欲しいし、
エージェントも紹介した人に入社してもらい売上・手数料を得たいからな。
「選考を通る」点で転職エージェントと利害が一致しているが、入社を決める時だけは注意が必要だ。
このこととは、後のStep8で話そう。
エージェントの口コミを見ると、面接対策に熱心って評価もあれば、期待したほどではなかったって口コミもあるけど、実際どうなんだろう?
これを言ってしまうと元も子もない気がするが
結局担当になったエージェント次第だな。
運ってことかい!
だが、エージェントに対し「思ったほどではなかった」と口コミを書く人に限って、エージェントに対し「受け身」なんだ。
何事にも「手っ取り早い裏ワザがある」と思ってしまう人に多いな。
(気をつけなきゃな…)
面接対策をもっとしてほしければ、こちらから積極的に頼むべきだ。
自分で面接対策する、っていうのはどうなの?
それももちろん有効だ。
よくある質問に対する回答案を予め作っておき、返答を繰り返し練習することも有効だ。
回答案に一貫性を持たせるため、Step1の自己分析結果をベースに作っていこう。
公務員の未経験業種への転職で想定される質問
- これまでの職歴について教えてください。
- 公務員を辞めた(辞めようと思う)理由は何ですか?
- 未経験のこの業種に応募した動機は何ですか?
- あなたの強みとして、新しい業界でどのように活かせると思いますか?
- 過去の経験で、この業界に応用できるスキルはありますか?
- 未経験の分野で学習するためのあなたのアプローチは何ですか?
- 新しい業界での最大の挑戦は何だと思いますか?
- 過去に新しいスキルや知識を習得した経験について教えてください。
- 短期間でのキャリア目標は何ですか?
- 長期的なキャリアプランは何ですか?
- 当社の製品やサービスについてどのように理解していますか?
- 当社の競合他社についてどのように考えていますか?
- この業界についてどのように学んでいますか?
- 他業界での経験をどのように当社で活かせると思いますか?
- タイムマネジメントの能力について教えてください。
- 未経験業種での成功に向けて、どのようなサポートが必要だと思いますか?
- モチベーションを保つためにどのようなことをしていますか?
- コミュニケーション能力について自己評価をしてください。
- どのような環境で最も能力を発揮できますか?
- 当社で実現したいことは何ですか?
エージェントから、期待した以上のものが得られなければ、これらの質問に対する回答を考えておくことも十分な面接対策だ。
公務員が気を付けるべきことはありますか?
採用側からすると、安定な職業の代表である公務員を辞めるような人間は「何かをやらかした奴」だと思うだろう。
(ガーン)
なので「ヤバい奴ではないのか?」を
確かめるための質問が必ずあるはずだ。
だがこれはむしろラッキーだ。
どういうこと?
明確な弱点がある場合
この弱点さえ払拭できてしまえば、
経験・スキルを買ってもらえる。
なるほど!
質問に対し「私はヤバい人ではなく、仕事に対しこういった前向きな思いがあるから転職するんだ」と必ずアピールできるようにするんだ。
具体的な質問としては
・どうして公務員を辞めようと思うのか?
・行政での経験を○○業界でどう活かせるか?
等だ。
面接官が聞きたくなるポイントが割とハッキリしていれば、対策も練りやすいな!
うむ。
公務員は転職で「マイナススタート」と言ったが
面接でマイナスを払拭できれば、一気にプラスに変えられる。
一定の学力試験を突破し、色々なステークスホルダーの中で仕事をした人間なのだ。最初は民間セクターへの適応が課題かもしれないが、ビジネスパーソンとして基本的な素養は担保されていると認められるだろう。
積極的に転職エージェントに面接対策を頼んでみることにする!
- 転職エージェントに面接対策を依頼する
:エージェントも選考を通すメリットがあるので基本的に応じてくれるおすすめの転職サイト&転職エージェント- 転職サイト
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doda
:掲載求人数20万件超。転職エージェントとしても利用可能! リクナビNEXT:転職した人の8割が利用。グッドポイント診断で自己分析も出来る - 転職エージェント
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コトラ
:パブリックセクター案件に強く、公務員に特におすすめ
JACリクルートメント:ハイクラス案件・年収アップに強みのある転職エージェント
ASSIGN AGENT:キャリアプランから始める若手ハイキャリア転職エージェント
リクルートエージェント:転職支援実績NO.1!日本最大級の転職エージェントサービス
- 転職エージェント(コンサルティング業界特化)
-
アクシスコンサルティング
:平均支援期間3年。転職後も見据えるコンサル特化型エージェント :公務員のコンサル転職実績多数のコンサル特化型エージェント
- 「よくある質問」に対し、自己分析を基に回答案を考え暗唱する
- 公務員の転職希望者ならではの質問はチャンス。面接官が納得する転職理由を答えて信用度を一気に上げる。
Step7:公務員から転職するための「採用選考・情報収集の方法」
面接対策も上手くいって、
選考が進んでいる企業が出てきたぞ。
それは良いことだ。
選考は進んだものの、
面接官の感じから、少し引っかかる企業もあるんだよな…
それも、非常に良いことだ。
選考過程で忘れてはいけないことがある。
採用面接は建前上は
転職希望者が「選んでもらう立場」だ。
(何を当たり前なことをドヤりながら…)
しかし、同時に我々転職希望者側も
面接は「企業の情報収集をする場」であることを
忘れてはいけない。
「●次選考に通って良かった」と
浮かれていてはいけないんだ。
はっ!!
私が面接で引っかかった企業は
ちょっと、役員が横柄すぎるんだよな…
そういった感想は非常に大切だ。
面接では「入社を承諾をするか否かを決める材料」を
複数回の面接のうちに集めなければいけない。
「面接官の印象は悪いけど、選考は通ったから良いか!」ではいけない。これも一つの判断材料だ。
そう考えると、口コミサイトに書かれていたキャリアパスのこととかも、実際どうなのかも気になる。次の面接で聞いてみよう!
とても良いことだな。
口コミサイトは現職社員の感想を知れるので、気になることが確認できるよう、失礼にならないような聞き方で逆質問してみても良いだろう。
- 転職会議
-
会員数約890万人、国内最大級約375万件の勤務状況の口コミを掲載しているサイト。
会員登録後の48時間は、企業口コミ上位10件が見放題になります。
その後は、口コミ投稿数に応じて他の口コミが見放題になります。 - OpenWork
-
OpenWorkは、国内最大級の社員クチコミ・年収データを有する転職・就職のための情報プラットフォームです。
口コミの閲覧には「会社評価レポートの回答・Web履歴書の入力」もしくは「月額課金(1,100円(税込)/月)」が必要です。
- 面接は「企業の情報を収集する機会」でもある。
- 内定後に入社の可否を決断するための情報収集を面接で行う。
- 口コミサイトの内容を、遠回しに確かめることも有効。
Step8:公務員から転職するときの「内定と入社の検討」
とりあえず2社から内定をゲットした…ふぅ
私は1社。ほかにも選考が進んでいる会社がある。
ひとまずは内定おめでとう。
自分の経験をしっかり言語化できた結果だな。
でも、この2社で決めていいのか分からなくなってきた…
転職エージェントは、このうち1社をすごくおすすめしてくるんだ。
入社先の決断は
絶対に転職エージェントの
言いなりになってはいけない。
転職エージェントの仕事を考えると、
求職者に内定が出たら言わば「クロージング」の段階だ。
商品販売だと、購入の意思決定を促す段階だ。
確かにそう言える。
転職エージェント全員を信じるなと言いたい訳ではない。
しかし、置かれた状況から
「求職者に入社先を決めて欲しいと思いたいタイミング」であることに注意しようということだ。
「ここに決めちゃいましょう」なんて言われたらアウトだな。
ここで重要なのが
Step1の「転職で得たい環境」と
Step7の「採用選考での情報収集」…
それと「直感」だ。
ここまで来て
最後は「直感」ですか!?
内定を得るまで来たんだ。
最後は直感を信じて「勇気」と「覚悟」を持って決断することだ。
乱暴な意見のようだが少し考えてみて欲しい。
転職で得たい環境を整理し、条件にあう企業を探し、面接を通じて企業を見極めてきた…
それでも決められないんだ、どちらでも問題ないはずだ。
どちらの会社でも
初めに考えた「転職で得たい環境」は満たせるな。
うむ。だから、あとは「直感」と、どちらかに決める「勇気」と「覚悟」って訳だ。
私は、次に最終面接の企業も良いと思っているから、それを待って決めることにする!
それで良い。選択が成功か失敗かは事後にしか分からない。
ここまで、成功の確率が高まるように転職活動をしてきたのだから、腹を括るときだ。
- 入社の決断は自分で行う。転職エージェントの言いなりになるのは絶対に避ける。
- 転職で得たい環境(Step1)が得られ、面接を通じても入社して問題ないと思うのであれば、直感を信じる。
- 選択が成功かどうかは事後にしか分からない。「勇気」と「覚悟」を持って決断する。
Step9:公務員から転職するときの「退職手続き」
転職先も決めて、あとは辞めるだけだ。
なるべく、迷惑をかけないようにしたいな。
現在の職場に迷惑をかけない精神は大切だ。
入社時期の調整結果にもよるが、現在の職場になるべく迷惑を掛けないために、最終出勤の1か月~2か月前には退職を申し出たい。
結構、上司が引き留めてきそうなんだよな…
引き留めはありがたい話として聞いておこう。
だが、「引き留めたい程の人材である」とポジティブに捉え
次の職場に挑戦する糧にしよう。
いくら迷惑を掛けないように頑張っても、
職員が1人居なくなるんだ
多少の迷惑は掛かってしまう。
確かに、限界があるわね。
「申し訳ない」気持ちが生まれるが、
労働者の権利としていつでも辞められるのだ。
退職手続きはビジネスライクに行いたい。
辞めることを言う方が緊張するな…。
その気持ちはよくわかる。
退職手続きについては、以下の記事で詳しく解説している。
私自身の実体験も多く含んでいるので
必ず参考になるはずだ。
- 最終出勤の1か月~2か月前までには退職を申し出る。
- 引き留めは次への仕事への糧にする。
- 迷惑を掛けない心がけをしつつ、退職手続自体はビジネスライクにこなす。
Step10:いよいよ公務員から民間へ転職
内定をもらって入社を決めておいて贅沢だけど、
本当に辞めてよいのか悩んでしまう…
転職活動の最後に訪れやすい悩みだ。
考えられる理由は2つある。
- 現在の職場を失うから
- 退職を伝え、周囲の人が優しくなるから
1つ目の「現在の職場を失う」は、
人間が「得るもの」より「失うもの」に執着する特性に由来する。
ナントカ効果ってやつだ!
まあ、そんなやつだな。
安定と言われる公務員を捨てることになる。
だが、それ以上に
転職でチャレンジすることの方が余程価値がある。
やらない人生より、やる人生ね!
正にそれだ。
2つ目の「退職を伝えると周囲の人が優しくなる」は
簡単に言うと「いずれ部外者になる」ことの証拠である。
厳しいこと言うよな~
優しくなるのは、仕事上での利害関係から解放されたことが理由だ。
職場の人の良さに気づいていなかったのではなく、関係性が変わったのだ。
ということは、付き合いが続く人は貴重ってことだな。
その通り。
同じ職場でなくなった瞬間に関係が終わる人はそれまでだ。
信頼できる人とは、友人として一生涯付き合いを続ければ良い。
まとめると、
転職活動の終盤では、本当に転職して良いものか悩みがちだ。
だが・・・
・転職しようと思った動機
・転職活動の取り組み
を振り返り、自信を持って堂々と次の職場に移っていこう。
- 転職活動の最後に、本当に転職すべきか迷うことがある。
- 現状が変わることの証拠でもあるので、自信を持って次に進むこと。
まとめ:公務員から民間企業に転職する方法
ここまでの10のStepに沿って転職活動をすれば、
公務員でも納得の転職ができるはずだ。
この記事では、公務員から民間企業に転職する方法を9つのステップに分けて紹介しました。
公務員が民間転職を成功させるためのロードマップ【タップして開く】
- 転職が初めての公務員は、転職サイト、特に転職エージェントを活用する。
- 活用すべき転職サイト・転職エージェントは以下の通り
【転職サイト】
doda:掲載求人数20万件超。転職エージェントとしても利用可能!
リクナビNEXT:転職した人の8割が利用。グッドポイント診断で自己分析も出来る
【転職エージェント】
コトラ:パブリックセクター案件に強く、公務員に特におすすめ
JACリクルートメント:ハイクラス案件・年収アップに強みのある転職エージェント
ASSIGN AGENT:キャリアプランから始める若手ハイキャリア転職エージェント
リクルートエージェント:転職支援実績NO.1!日本最大級の転職エージェントサービス
アクシスコンサルティング:平均支援期間3年。転職後も見据えるコンサル特化型エージェント
MyVision:公務員のコンサル転職実績多数のコンサル特化型エージェント
- 中途採用は「早い者勝ち」。絶対に合わないと思わない限り、条件を満たすものは積極的にエントリーする
- どうしてもエントリーに進みたい求人が無い場合は、Step1に戻り「転職で得たい環境」を見直す
- 転職エージェントに面接対策を依頼する
:エージェントも選考を通すメリットがあるので基本的に応じてくれる - 「よくある質問」に対し、自己分析を基に回答案を考え暗唱する
- 公務員の転職希望者ならではの質問はチャンス。面接官が納得する転職理由を答えて信用度を一気に上げる。
- 入社の決断は自分で行う。転職エージェントの言いなりになるのは絶対に避ける。
- 転職で得たい環境(Step1)が得られ、面接を通じても入社して問題ないと思うのであれば、直感を信じる。
- 選択が成功かどうかは事後にしか分からない。「勇気」と「覚悟」を持って決断する。
転職に興味を持っている人は多くいても、実際に転職していく人はその全員ではありません。
転職は「自分ひとりでする意思決定」であるため、いくつもの場面で「勇気」が必要です。
- 転職サイト、転職エージェントに登録するとき
- 転職エージェントとの面談をするとき
- 企業にエントリ―するとき
- 採用面接を受けるとき
- 入社先を決めるとき
- 現在の職場に退職を申し出るとき
- 転職先に初出勤するとき
それぞれの場面で、この記事をご覧いただき
皆さんも転職を通じた成功を手に入れてください。
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