このまま公務員を続けて良いのか悩む…
とりあえず、役に立ちそうだから資格の勉強でもしようかな!
それは良いかも!
転職はしてみたいけど
これといった強みもないから資格だな!
2人とも、資格取得は慎重にならないと「何も変わらずに終わる」可能性があるぞ。
転職や内部での昇進・活躍のために
資格取得を考える公務員もいるでしょう。
資格は、ある領域について知識・技能を有していることの証明です。
一部の国家資格では
ある領域の業務を独占的に行うことが可能です。
一方で「資格さえ取ってしまえば安心」と思うのは本当に危険だ。
資格は「特定の仕事」をするために必要になることはあります。
しかし、
資格取得それ自体が充実した生活を運んでくれることはありません。
そうなのか…
そこでこの記事では
公務員が転職するときの資格取得は有効なのか?
ということについて解説していきます。
この記事は、こんな方におすすめです。
・このまま公務員を続けて良いのか悩んでいる方
・転職等のために資格取得を考えている公務員の方
キャリアアップに悩む公務員の方に必ず参考になるはずですので
是非最後までご覧ください!
時間と資格を無駄にしないためにも
最後まで是非ご覧いただきたい。
公務員のキャリアアップに有効な資格
そもそもの話として、この記事では「とりあえず転職する」ための資格について紹介することはしない。
この記事では
「中長期的に収入アップ」が期待でき
かつ「キャリアの選択肢が広がるような資格」について検討していきます。
英検準1級以上
まずは英語、ここはTOEICではなく英検(実用英語技能検定試験)がよいだろう。
英検をおすすめする理由は
会話試験が対面式であることです。
TOEICは国内で年間200万人以上が受験していますが
試験内容が読解と聞き取りのみです。
そのため「TOEIC900点超えでも英語を話せない」という事が起こり得ます。
TOEICの点数を追求しても
実際に仕事で「英語を使う」というレベルに至れるかは疑問です。
その点、英検の場合は会話試験があります。
試験対策の過程で英語で話すことが必要になります。
英語を学ぶことをおすすめするのは、勤務先の選択肢が一気に広がることだ。
日本語に加えて英語が使えることで
英語が社内公用語の企業でも働くことが可能です。
外資系企業の場合
一般に日系企業と比較して年収が高い傾向にある点もメリットです。
転職する場合は「現職の年収」が転職先企業での年収の参考にもなるので、外資系を経由することでキャリアを通じた収入の底上げを図ることができます。
簿記2級以上
次に日商簿記の2級(1級)だ。
簿記をおすすめする理由は、財務諸表を理解できるようになることです。
財務諸表を理解できるようになると
企業の会計上のお金の流れが分かるようになります。
そして、転職活動では経理部門等での採用の可能性があります。
「転職に活かす」点では、簿記を持っているだけで「是非来てください」とならないが、分かりやすく能力をアピールできる。
また、公務員の業務でも、事業者選定の際に提出される決算書の審査などで役に立ちます。
事業計画書のチェックリストが「直近の事業年度で黒字かどうか」と単純なものであったりする世界だからな…
財務諸表を理解し人に説明できることで、抜きん出る場面があるだろう。
財務諸表を理解できることで企業の状態を財務面から理解することができます。
宅建(宅地建物取扱士)・不動産鑑定士
最後に宅建、不動産鑑定士だ。
宅建を入口に、将来的に不動産鑑定士を目指しても良いだろう。
宅建や不動産鑑定士をおすすめする理由は
「契約」に関する知識を学べるからです。
宅建は不動産の法規制や取引に関する知識が問われます。
公務員の仕事は
土地・建物が関係する仕事が多い。
土木部局の用地担当はもちろん
・都市計画
・医療機関・福祉施設の設置認可
・用地転用許認可
・課税
・企業誘致
等が挙げられる。
確かに、いきなり建築確認の担当になったときは訳が分からなかったわ。
“地べた”の知識があることで
公務員としてより実績を残せる可能性が高まる。
その実績を転職でのアピールに利用しよう。
また、保険的な意味合いでも
宅建の資格を持っていることで、不動産業界への就職可能性が高まります。
人が生活する限り不動産が必要だ。
その意味では、不動産を取り巻く環境が変わっても、業界として仕事がなくなることは考えにくい。
公務員が現状を変えるために資格を取得する問題点
現状を変える目的で資格取得を目指すのなら、即刻目指すことをやめるべきだ。
なんで?
資格を取れば
「現状の悩みが解決する」と思っていないか?
うぅ…
試験勉強中は、そうした思い込みがなければやっていられない面もある。
しかし、資格を取っただけで生計が立ち、人から羨ましがられる仕事にありつけるとは思わないことだ。
めでたく資格を取得して転職しようとしても
思うように行かないことも多いです。
まず、採用側が有資格者に求めるのは
「実務ができること」であるからです。
そのため、資格を全面に活かした仕事をするためには
実務経験を積むための「下積み」的な仕事から始める必要があります。
例えば、ある企業のポジションに中小企業診断士を持った人材を雇おうとしたとき「実務経験のない人を選ぶか?」ということだ。
選ばないよな…
「資格が希少性を持つ環境」に身を置くことは、資格を活かした職業選択の方法と言える。
しかし、それは実務経験がある人材だけに許される。
確かにそうだな…
取ろうとする資格の先にある仕事が
本当に自分のやりたい仕事でないのなら
現状を変える手段にはならないだろう。
資格を取得しただけでは収入は得られません。
資格を活かして何かしらの仕事をする必要があります。
しかし、資格それ自体に価値・権威があると
実際に資格取得後に就く仕事が自分にどれだけ向いているのかを蔑ろにしてしまいがちです。
公務員が現状を変えるには「○○してから始める」を辞めること
もっと、こう…色々変えてみたいんだけど、資格がだめならどうしたら良いんだ?
まずは「○○したら始める」を辞めたらよい。
転職に関しては「資格を取ったら転職する」をやめよう。
現状を変えようと思ったときにやってしまいがちなのが
「○○したら行動する」ことです。
転職は現状を変える行動です。
そのため「変化に伴うリスク」を必要以上に感じてしまうこともあります。
その時に
現状と転職との間に資格取得を挟むことで
転職に対する恐怖から逃れることができるのです。
確かに「資格に逃げる」なんて言われているね。
勉強で罪悪感を感じることはないので
「今の勉強はジャンプの前にしゃがんでいるのだ」と
と正当化することもできます。
例えば、簿記2級以上を取得してから転職しようとする場合は、資格取得を待たずに民間企業の経理部門への転職を目指すべきだ。
実務に触れながら資格の勉強をした方が絶対に効率的だろうからな。
高学歴の方は
座学で努力を積み重ねた結果
難関大学に入学したり
公務員試験を突破してきています。
しかし、キャリアを切り拓くうえでは
座学に注力するよりも
目に見える「行動」の方が
確かに現状を変えることができます。
独占業務がある資格など
その資格がなければ始まらない場合は
当然資格取得に全力出すべきだ。
だが、「独占業務を仕事にする」以外の目的で資格を取るのであれば、資格取得後の転職は最短距離ではない。
公務員が民間企業に転職するために必要な行動
確かに、資格取得に逃げていたかもしれないな…
現状を変えるのは怖いけど
転職活動をしてみる必要があるね!
資格を取れば「人が羨む環境が向こうからやってくる」ように感じるのは分かる。
だが、現状を変えるには自分から動かないといけない。
怖さと戦いながらな。
ところで、公務員が民間企業に転職しようとする場合、何から始めれば良いの?
まずは
・転職で得たい環境を整理する
・自己分析で自分の強みや志向を把握する
ことからスタートだ。
だが、これらは基本的に
「自分ひとりで完結する作業」であるので
中途半端に終わってしまうことが多い。
どうしても「辞めて後悔したらどうしよう」といったネガティブな感情の邪魔が入りやすいんだ。
そうやって
転職を考えては何もしなかったことがあるな…
そこで、自分以外の他者を巻き込んだ行動をすることをおすすめする。
具体的には、
・転職サイト
・転職エージェント
に登録してしまうことだ。
転職サイトや転職エージェントに登録し
キャリアカウンセラーや転職エージェントと面談をして
転職活動を目に見える形にすることがおすすめです。
転職サイト、転職エージェントはどこを使えばいいの?
本当におすすめできるのは、これらのサービスだ
- 転職サイト
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でも「辞めて後悔したら」と思うと
踏み出すのを躊躇してしまうな…
私も「その感情」の経験者だ。
気持ちはよくわかる。
だが1つアドバイスすると
「辞めて後悔すること」よりも
「辞める決断が出来なかった後悔」の方が
明らかに悪い感情だ。
「辞めて後悔すること」は
・自分の適性を見極め
・転職先の調査を十分に行う
ことで、最小限にできる。
だが「辞める決断が出来なかった後悔」は
・辞めようと思った感情を封じ込める
・現在の職場を正当化すること
でしか、消化できない。
確かにそうかも…。
「辞める決断が出来なかった後悔」を引きずると
何も行動できなくなる。
時間が経って、再度転職を考えても
今度は「年齢」が問題になることもある。
だからこそ
転職を考えたのであれば、今行動することが絶対に良い。
まとめ
この記事では、公務員が転職のために資格取得することについて解説しました。
- 公務員のキャリアアップに有効な資格
-
- 英検
- 簿記2級以上
- 宅建、不動産鑑定士
- 現状を変えるために資格を取得する問題点
-
- 資格を取れば「現状を変えられる」は誤り
- 現状と転職の間に資格取得を挟むことで転職の「怖さ」から逃げている
- 「資格取得後の仕事内容」に注目して、資格を取るか検討すること
- 現状を変える方法・取るべき行動
-
- 「○○したら行動」をやめること
- 転職の場合「資格を取ったら転職する」→「転職しつつ、資格も取る」
- まずは転職活動を「見える化」することがおすすめ
資格に逃げないで
転職活動に向き合うことが大切ね。
多くの公務員にとって転職することは「怖い」ことです。
一般に公務員は「安定」と言われ、一定の評価を受けていることも事実です。
だが、現状を変えられない自分のままでいたい訳ではないだろう?
勇気を持ってひとつひとつ行動してみよう。
公務員の転職は、一般的に難しいと言われます。
しかし、当サイトでは
多くの公務員の方が自分のキャリアを見つめ直し
より活躍できる舞台に進めるよう応援しています。
転職の手順は、以下の記事で詳しく解説しています。
公務員だからこそ気を付けるポイントを豊富に盛り込んでいますので、是非ご覧ください。
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