【体験談】公務員から転職した・辞めた後の後悔ポイント6選

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この記事でわかること
  • 実際に公務員を退職して「公務員はここが良かったな」と感じたポイント6選
  • 「公務員を辞めた判断」自体を後悔することはあるか?
悩める公務員B

このまま公務員を続けててもいいのかな…

悩める公務員A

そうなんだよな…

悩める公務員A

ずっと公務員をやって人生を終えることで本当に良いのか?って毎日思う。

テンショクノヤクニン

うむ。

テンショクノヤクニン

それほど疑問に思うのに
行動に移せないのは何でだと思う?

悩める公務員B

やっぱり…
辞めた後で後悔したら嫌だし…

テンショクノヤクニン

その気持ちは良くわかる。

テンショクノヤクニン

では私が辞めた後で後悔した事の話でもしよう。

公務員から転職を考えたとき
転職活動を妨げる原因の1つが「後悔が怖い」ことです。

後悔するポイントは人それぞれですが
今回は筆者が実際に辞めた後で
「公務員のここは良かったな」と後悔したポイントを紹介
していきます。

テンショクノヤクニン

転職を考えている公務員に参考になるはずだ。

目次

公務員を辞めた後悔①:公務員は安定して給与が得られる

公務員の場合、
言い方は悪いですが、
仕事の結果がパッとしなくても給与が減ることはありません。

テンショクノヤクニン

いつも言っているが…

テンショクノヤクニン

本当に成果主義が機能しているのなら
少子化対策部局の職員は出生率の改善が出来ていないのだから、全員減給・降格だ。

公務員の給与は
在籍年数とともに上昇することが約束されています。

昇進を希望せず担当者・係員級を続けることを選んでも
50歳位までは上がり続けます。

また、ボーナスの額も業績によって大きく減ることもありません。

テンショクノヤクニン

一方で、民間は業績の動向を感じずにはいられない。

民間企業では、給与が個人及び会社全体の業績に左右されます。

テンショクノヤクニン

もちろん、
民間でもある程度は給与テーブルに則って給与は決まる。

テンショクノヤクニン

だが、ベースアップやボーナスの金額は
公務員以上に市場の影響を受ける。

公務員を辞めた後悔②:公務員には実質的な「ノルマ」がない

公務員の仕事には、明確なノルマが課されていることはあまりありません。

もちろん、日々の業務で「○日までに資料を作成し提出しなければいけない」といったタスクはあります。

ですが、各部署が総合計画などで掲げているKPIについて
直接の担当者でも結果について問われることはありません。

テンショクノヤクニン

KPIの意義からすると
KPIの達成にリソースを全振りするべきなのだがな…

各部署が総合計画などで掲げているKPIは壮大な事が多く(ex:合計特殊出生率○.○○%)、未達成でも事実上お咎めがありません。

テンショクノヤクニン

総合計画の目標・KPIが
「政治的に掲げなければいけない看板」になっていることが原因だ。

テンショクノヤクニン

出生数が目標以下になりそうだからといって
“各世帯を回って子ども作ってくれとお願いする”
なんてことはできないからな。

強いて言うと
決算委員会で議員から
「達成できなかった理由」と「今後の方向性」が問われるくらいです。

また、行政の仕事は
ある業務を担当者1名で行っている場合もあり
他者との成果の比較をすることも難しいことも挙げられます。

公務員の業績評価は「曖昧な相対評価」で行われる不完全な制度であることが
幸か不幸か安定した給与支給にも繋がっています。

転職後に仕事が大変なとき
結果に対し「そこそこ」でもやり過ごせてしまう公務員が
羨しく思えてしまうこともあります。

公務員を辞めた後悔③:公務員は休みやすい

公務員の職場は、有給休暇が取得しやすかったと思います。

有給休暇の取得日数についての話ではなく
「取得のハードル」の高さです。

前項で「公務員の仕事にはノルマがない」と述べましたが
ここでも「公務員の仕事にはノルマがない」ことや
「業績評価制度が不完全であること」が機能しています。

テンショクノヤクニン

結果に対し各人の仕事の様子が厳密に評価されることがないため
「ノルマを達成してないのに休んでいる」などと言われることがない。

テンショクノヤクニン

もちろん、翌日締切の資料作成を終わらせずに翌日休むとかはありえないがな。

日々のタスクをこなしていれば
大きなKPIの達成がどうであれ、休めるは休める環境でした。

公務員を辞めた後悔④:公務員はネームバリュー・信用があった

大抵の人には
「○○庁、○○県、○○市の公務員」と言えば
1発でどんな勤務先かを理解してもらえます。

一方で、民間企業の場合
その業界内では有名でも
世間一般に広く知られている訳ではないBtoB企業もあります。

悩める公務員B

友人が転職した企業は名前を聞いたことなかったけれど
後で調べたら大きな外資系企業だったな。

テンショクノヤクニン

他人からの評価を気にするのであれば、重要かもしれないな。

公務員であるということは
「難しい試験を突破した者である」という証明でもあります。

聞く側にとってはどうでも良い場合もありますが
優秀な経歴を持っている人ほど
案外ネームバリューは重要であったりします。

テンショクノヤクニン

ネームバリューは他人にマウントを取るときには有効だ。

テンショクノヤクニン

だが名前が通っていない企業でも
公務員よりも圧倒的に高待遇の場合もある。

公務員を辞めた後悔⑤:在職中に転職先で必要なスキルや副業の準備をする

転職前に
・転職先で必要なスキルの習得
・副業の準備
をしておくとより良いと思います。

転職後に新たな知識を習得する場合に
「全く知らない」よりも
「なんとなく知っている」方が有利だからです。

ただし、これは
「準備が終わってから転職すれば良かった」ということではなく
「日ごろから転職することや副業につながることをやっておくべきだった」ということです。

テンショクノヤクニン

何か行動を起こすときに
やってはいけないのが
「○○できたらやる」だ。

悩める公務員A

資格が取れたら転職するとか?

テンショクノヤクニン

そのとおりだ。

テンショクノヤクニン

まずは行動してしまうのが、現状を変えるコツだ。
決意ほど役に立たないものはない。

テンショクノヤクニン

私の場合、副業の準備をもっとしておけば良かったと後悔した。

公務員は副業を禁止されていますが
「将来の副業」の下地を作ることは在職中でも可能です。

テンショクノヤクニン

例えば「絵を描くことが趣味」の人は、
Instagramで絵を投稿するアカウントをを育てておき、副業が可能になったタイミングで絵の販売を開始することが考えられる。

悩める公務員B

あ、友達が結婚式のウェルカムボードをインスタで見つけた人に頼んだと言っていたな!

他にも、「100日後に転職する公務員」といったコンセプトで投稿を続けていき
副業が可能になったら有料でキャリア相談を行うことも考えられます。

テンショクノヤクニン

時間の切り売りでない副業は
「ファン」を獲得することが重要になっている。

テンショクノヤクニン

転職後は、転職先のことを覚えることに労力を使わざるを得ない。

テンショクノヤクニン

だからこそ、余裕のある現職時にできることはやっておきたい。

公務員を辞めた後悔⑥:もっと早く転職しておけば良かった

公務員を辞めた後では「もっと早く辞めれば良かった」と思えました。

転職しようと思っても
人間は重要な決断ほど先延ばしにしてしまうものです。

テンショクノヤクニン

私も2~3年目には「いつかは辞めるだろう」と考えたが、実際に辞めたのは10年以上経った後だった。

転職を考えたにもかかわらず、転職に進めない原因には
・公務員を辞めるのは甘え
・公務員を辞めたら勿体ない
・公務員に転職しても活躍できない
といった迷信が影響していることがあります。

テンショクノヤクニン

だが、これらは全く信じなくてよい。

しかし、こうした迷信を信じて後ずさりする必要はありません。

『公務員を辞めようとするなんて甘い』と言われても
違うフィールドでより難しいことに挑戦しようとすることの方が素敵です。

『公務員を辞めたら勿体ない』のは
組織にぶら下がって延長を繰り返す定年退職を待ちたい人だけです。

テンショクノヤクニン

色々と話を聞いて思ったのは
「公務員」にぶら下がっている本当に向上心のない人間が案外いるということだ。

テンショクノヤクニン

もちろん人生の過ごし方はそれぞれの自由だ。
公務員にぶら下がることは、その人にとっては「最適解」で賢い選択かもしれない。

テンショクノヤクニン

ただ、そういう人が流布する
「公務員辞めたら勿体ない論」に
読者各位はお付き合いする必要は全くないんだ

『公務員に転職しても活躍できない』なんてことはありません。
むしろ、自ら辞めようと思う人は、自分の能力の見極め・活躍可能性を肌で感じ取れており、筆者の知人も公務員を辞めてそれぞれ違う業界で活躍しています。

転職しようと思ったにも関わらず、転職を後回しにして良いのは「後回しにした期間で現職で大きな実績・スキル獲得が見込める場合」だけです。

テンショクノヤクニン

「今年度末で担当事業が完結するので、その後の方が実績をアピールしやすい」といった場合だな。

テンショクノヤクニン

ただし、後回しにしたことで面接官を唸らせるほどの実績を作れる場合は多くないだろう。

テンショクノヤクニン

基本的には「転職を後回しにしないこと」が後悔を減らすと言っていい。

「公務員を辞めなきゃよかった」と後悔することはあった?

後悔するポイントを5つ挙げましたが、「公務員を辞めた判断」自体を本当に悔やむことはあるでしょうか。

筆者の場合は、

テンショクノヤクニン

ない。

そう、ありません。

テンショクノヤクニン

もちろん、全てが公務員時代と比較してプラスな訳ではない。

辞めて「失ったモノ」は色々とあります。
・社会的信用度、
・給与の安定性、
・休みの日数、
・緩い業績評価…
公務員の方が良いことももちろんあります。

しかし、公務員でいた当時、そうしたことよりも自分のスキルに合った仕事や、自分の成長可能性、収入アップの可能性により魅力を感じていました。

テンショクノヤクニン

公務員を辞めて次に進むことで、部分的にはマイナスでも全体でプラスになればOKだと考えていたな。

毎日通勤電車に乗り、最寄り駅から庁舎までの道路を職員がベルトコンベアに乗せられたかのように移動していくのを見て

「何をしているんんだろう」
「これを65歳まで続けるのか」

と思っていました。

現在は公務員を辞めて違う世界に身を置いています。

一時的に収入が激減したりしましたが
「公務員を続けていれば…」と悔やむことは
今のところありません。

それよりも公務員時代の
「転職を考えたにも関わらず転職しないでいる自分に対する嫌悪感」の方が
よほど良くない感情でした。

「いつまでも公務員を続けたい訳じゃない」
「転職をしてみたい」
「だけど、踏み出すことができない」
「『失敗』と言われるのが怖い」
「今年も転職できなかった…」

私の場合は「転職する」と思い始めてから辞めるまで5年かかりました。
転職を選択肢に考えてからは8年くらいです。

その間にも様々な業務を経験し
社会人としてのスキルもアップしたと思いますが
それでも5年早く辞めていたら
「どんな風になっていただろう」と思います。

公務員を一度でも「辞めよう」と思った方であれば
後悔することはないと思います。

テンショクノヤクニン

辞めようと思えた「自分の感覚」を信じても良いのではないか。


少しでも早く転職して
努力の先を新しい仕事に向けてみることをおすすめします。

悩める公務員B

辞める行動に移せた理由は何だと思いますか?

テンショクノヤクニン

一番は「勇気・思い切り」だ。

テンショクノヤクニン

上司に辞めることを伝えるまで、この本を何度も読んで「今日こそ言おう」と思っていた。

テンショクノヤクニン

また泥臭い話だが、
勇気を備えるためには「貯金・資産」が重要だ。

悩める公務員A

リアルですね…

テンショクノヤクニン

仮に転職先が思ったような環境ではなく
早期離職することになっても、
一定期間無収入でも暮らせる準備があると良い。

悩める公務員B

貯蓄が十分だと働く意欲が無くなったりしませんか?

テンショクノヤクニン

現実には金銭的に余力があっても
残高が減る一方なのは結構辛い。

テンショクノヤクニン

この経験は、
定年後の生活について考えるきっかけにもなった

テンショクノヤクニン

精神的に健康に生活するには
一生できる仕事を見つける必要があるな。

悩める公務員A

そう考えると
公務員を続けたとしても
何らかの仕事に特化していくことが必要そうですね!

テンショクノヤクニン

そう言える。

テンショクノヤクニン

ジェネラリストとして重宝されるのは定年まで。
いや現実には若くて体力があるうちかもしれない。

テンショクノヤクニン

国や自治体の予算を見ていて、
従業員たる役人の未来が明るいと思う
「おめでたい人」は読者にいないはずだ。

テンショクノヤクニン

今が行動すべきときだ。

悩める公務員B

何から始めればいいですか?

テンショクノヤクニン

詳しくはロードマップにしてこちらの記事にまとめている。参考にしてほしい。

テンショクノヤクニン

だが、転職活動の初歩である自己分析などの「自分の中だけで完結する行動」は感情の邪魔が入りやすく、中途半端で終わってしまうこともある。

悩める公務員A

確かに、転職を考えても結局何もせずに終わってしまうことがあるな…

テンショクノヤクニン

そこで、転職サイトや転職エージェントに登録して他者が関わってくる環境を作ってしまうのも有効だ。

悩める公務員B

確かに仕事とはいえ、時間を割いてくれる転職エージェントがいるのだから行動せずにはいられない状況になるね。

悩める公務員A

ところで、転職サイトとかエージェントはどこがいいの?

テンショクノヤクニン

本当におすすめできるのは、これらのサービスだ。
それぞれに転職が初めての公務員が選ぶべき理由がある。

おすすめの転職サイト&転職エージェント
転職サイト

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転職エージェント

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転職エージェント(コンサルティング業界特化)

アクシスコンサルティング:平均支援期間3年。転職後も見据えるコンサル特化型エージェント
MyVision:公務員のコンサル転職実績多数のコンサル特化型エージェント

テンショクノヤクニン

詳しくは転職サイト・転職エージェントとも以下の記事で解説している。

テンショクノヤクニン

公務員が民間に行こうとするときに「何故これらのサービスなのか」が分かるはずだ。

まとめ

今回は公務員を辞めた後で実際に後悔したポイントを紹介しました。

テンショクノヤクニン

こうして並べると案外「大した事ではない」のではないだろうか。

悩める公務員A

確かに、給与が安定していると言っても財政が良い状況とは言えないし…本当に後悔するだけの事と問われれば違う気もするな。

悩める公務員B

「誰もが勤め先を知っている」ことは一瞬気持ちがいいけれど、それだけだもんね。自分に向いていること、やりたいことを追求したいな。

テンショクノヤクニン

「私の場合は「自分ですることを自分で選択する」というのが重要だったので、困難があったり労働時間が以前より長くても満足できる。」

テンショクノヤクニン

「それよりも「辞めたいのに勇気が出ずに何もできなかった」と思っていた公務員時代の方が余程ネガティブだった」

行動をしようとするとき
どうしても現状が変わることに対し言い訳を考えてしまいがちです。

しかし、言い訳で思い付く「後悔すること」は
実際に辞めてみると大したことはありません。

テンショクノヤクニン

しっかりと分析をしながら転職活動を進めれば、公務員を辞めたことを後悔しないはずだ。

テンショクノヤクニン

だから…
転職活動をいつやるのか?

悩める公務員A

(今でしょ!って言わせんのかよ…)

転職活動を躊躇してしまいそうな方は転職エージェント等に登録してしまうこともおすすめです!

悩める公務員B

自分以外の人が関係することで
「転職活動が目に見えて進むから」だね。

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転職活動の詳しい進め方はこちらの記事で解説しています!

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