結局転職エージェントって使った方がいいのか?
自分に合わないところに転職してしまいたくないしな…
確かにそういった側面もあるな。
だが、転職を成功には主体的な転職活動が必要だ。
そう考えると答えは見えてくる。
転職活動の方法はいくつもありますが、
・費用がかからずに
・自分の経歴、希望条件に応じた求人を紹介
してくれるサービスは
転職エージェントのみでしょう。
転職希望者にとっては便利なサービスですが
「転職エージェントは使わない方がいい」という
意見も見られます。
使った・使わないで悪い方に向かってしまうは避けたいな…。
そこでこの記事では、
『公務員からの転職で転職エージェントを使わない方がいいのか?』
を解説していきます。
この記事は、こんな方におすすめです。
- 転職を成功させるための方法を調べている方
- 転職活動を始めたばかりの方
特に、転職でキャリアチェンジをしようと考えている方にはとても参考になる記事ですので、是非最後までご覧ください!
公務員は転職エージェントは使わない方がいいのか?
転職エージェントって、結局使った方が良いの?
使った方が良い。
というより、迷うような状況なら使うべきだ。
転職活動をする場合
転職エージェントは基本的に使うことがおすすめです。
「基本的」としたのは
使わなくても問題ない場合もあるためです。
- 狙っている業界・企業・ポジションが明確で、直接応募、リファラル採用、転職サイトから自分で選考申し込みが可能である
- 職務経歴書の作成、面接準備を自分で出来る
該当する人は多くないはずだ。
転職を考える公務員の多くは
転職活動が初めてだと思います。
その場合に
・転職先の絞り込み
・書類作成
・面接準備
が問題無くできている場合は少ないでしょう。
そのため、転職活動が初めての場合は
基本的に転職エージェントを利用することがおすすめです。
次に「転職エージェントを使わない」ことのメリット・デメリットを解説していく。
公務員からの転職で「転職エージェントを使わないメリット」
転職エージェントを使わないことで良いことがあるの?
転職エージェントを使わないメリットを3つ解説します。
使わないメリット1:適性がない求人を紹介されることがない
ん?転職エージェントが
適性と関係ない求人を
紹介することがあるの?
転職エージェントが「悪」
と言いたいのではなく
あくまでも構造上「あり得る」と言う話だ。
転職エージェントの
ビジネスモデルを理解すると
分かりやすいだろう。
転職エージェント(人材紹介会社)の
一般的なビジネスモデルは、
採用活動を行う企業に人材を紹介した場合に、
紹介料として手数料を得ることで成り立っています。
紹介料は「紹介者の年収の数10%」です。
紹介料は採用する企業が支払うので
求職者は無料で転職サービスを利用できるのです。
転職エージェント会社の「売上」は「紹介料」が基本なのだから、転職エージェント個人の成績指標も「何人入社させたか」「紹介料合計」が基本だと分かる。
そこで採用基準が低い、通りやすい企業を紹介されてしまうのね。
そういうことだ。
転職エージェントは求職者との面談を経て
希望する条件に合致する求人はもちろん
経歴・適性を踏まえて求人を紹介してくれます。
転職活動が初めての者にとって
転職エージェントによるサポートは
大変心強い。
しかしながら、構造的に「採用が通りやすい企業を紹介するメリットがエージェント側にある」ことを心得ましょう。
紹介された求人を自分の頭でも評価することが重要だ。
そのために必要な準備もある。
詳しくは、後ほど解説する。
使わないメリット2:企業が費用が掛けずに採用ができる
転職エージェントを介さずに
直接応募して入社した場合、
採用した企業にとっては
年収の数10%相当の紹介料が不要になります。
採用に掛けることができる費用は
企業の事情によって異なります。
しかし、
例えば、選考対象者に
同程度の評価の人物が2人居た場合は、
費用が掛からない直接応募の候補者に有利かもしれません。
「主体的にHPを見て応募した」ということも、前向きで印象が悪くなることはないだろう。
番外編:「これはどうなの?」というメリット
そのほか、様々なところで見られる
「転職エージェントを使わないメリット」を紹介しておきます。
紹介はするが、ハッキリ言って
どれも大したメリットでは無い。
読み飛ばしていただいてもOKだ。
- エージェントと面談しなくていい
-
わざわざ転職エージェントと面談をしなくてよいので、時間・手間が省ける、とのこと。
⇒選考にエントリ―すれば、面接やカジュアル面談を多数するのだから、エージェントと数回会うくらいは大した事ではない。 - 自分のペースで転職活動を進められる
-
「転職エージェントのアドバイスに押されて乗り気ではない求人に申し込む」といったことを避けられる、とのこと。
⇒転職活動が初めての人が自分のペースで進めていては、求人票を見つめるだけで結局フェードアウトする可能性が高い。現実問題、中途採用の求人はいつ出るか分からないため、転職を考えるのであれば「今ある中で良いもの」を探す心構えが必要だ。 - 選べる求人の幅が狭い
-
転職エージェントが保有する求人からしか応募先を選べない。
⇒転職エージェント1社に利用を限ってしまえばその通り。しかし、転職エージェント1社のみを使った転職活動は賢い方法ではない。基本的には、転職サイト、転職エージェント、紹介等複数のチャンネルを活用した転職活動が望ましい。 - 内定率に差が無い
-
転職エージェントを経由したからといって、内定率に差が無いと感じる場合もある。
⇒ヘッドハンティングでもないのに「この転職エージェント経由だから採用しよう」ということはほぼ無い。しかし、初めての転職をする者にとっては、転職エージェントから書類の添削・面接対策を受けられる点は、各個人の魅力をより的確にアピールできる可能性が高まる。
やっぱり転職エージェントは
使わないほうがいいんじゃないのか?
そんなことはないぞ。
転職を成功させるためには
「適切な距離感で」
転職エージェントの力を借りることが良い。
公務員からの転職で「転職エージェントを使わないデメリット」
転職エージェントを「使わないデメリット」を解説しよう。
次に、転職エージェントを使わないことによるデメリットを解説していきます。
使わないデメリット1:面接対策・書類添削を受ける機会を失う
転職エージェントを使う意味の
半分はこれだ。
転職活動が初めての場合
転職エージェントを利用することで
職務経歴書の作成、面接準備のアドバイスを受けられる点は
特にメリットです。
社会人として仕事をしてきたのだし
面接くらい大丈夫でしょ
転職エージェントの利用有無は、書類・面接対策に第三者の視点・アドバイスをいれるかどうかになる。
これについては、皆は「公務員」という「別世界」にいるのだから、民間セクターの転職エージェントに見てもらったほうが絶対に良い。
職務経歴書や面接の想定問答は
自分では「良いものを作った」と思っても
第三者によるレビューを経ると
「確かにそうだな」と思えることが多いものです。
当たり前の話だが、書類の添削・面接練習を頼むなら知人よりも、仕事として日ごろから応対している人の方が質は高いだろう。
書類添削と面接練習は、家族・知人に依頼しても良いですが、日々仕事としてそれらを行っている人に依頼することが最も的確な意見を得られる可能性が高いです。
再度ビジネスモデルの話をすると
転職エージェントは
「転職者が内定を得て入社すると儲かる」ので
「選考を突破する」点に関しては利害が一致している。
確かに、適当な面接対策をしても
誰にとっても良いことはないね。
使わないデメリット2:非公開求人にアクセス出来ない。
転職エージェントを使う意味の
残り半分はこれだ。
企業は、転職エージェントを介しての応募に限定して
採用活動を行う場合があります。
こうした求人が所謂「非公開求人」です。
非公開求人って
なんでわざわざ非公開にするの?
事情は異なるだろうが
・積極的に採用を行う場合
・有名企業で、普通に募集すると選考コストが莫大になる場合
・新設部署を公開せずに採用したい場合
あたりだろう。
企業にとっては
転職エージェントに人材紹介を依頼することで
一定の要件を備えた候補者のみ選考を行うことができ
効率化が図れるのです。
こうした求人は
転職エージェントを経由しないと出会うことすら出来ません。
そのため、非公開求人へのアクセスは
転職エージェントを利用する大きなメリットです。
使わないデメリット3:自分の認知の範囲内での転職となる
転職エージェントは面談を通じて
求職者の経歴・スキル・志向・希望条件を基に
適した求人を紹介してくれます。
転職エージェントを利用せずに転職活動をする場合
求人を探していても
目につく求人は「知っている企業」「大企業」に偏りがちです。
そうなんだよなぁ…
知らない企業の求人も見ようとすると
片っ端から見ることになりそうで…
その感想はよくわかる。
だからこそ、求人票への「入り口」として
エージェントの視点でおすすめしてもらうことも有効だ。
転職エージェントが紹介してくれる求人の中には
自分が知らない・気に留めなかった企業が
含まれることがあります。
自分と企業以外の第三者から提案を受けることが無くなることによって、転職の選択肢・可能性を広がる機会が失われることも、転職エージェントを使わないデメリットと言えます。
でも、転職エージェントが紹介する求人の中には「採用されやすい」ことを理由に紹介されたものもあるんじゃないの?
その可能性は否定できない。
だが、結局のところ
転職活動中は『採用されやすいから紹介された求人』かどうかは分からないんだ。
エージェントは「本当に適性がある」と思って紹介しているかもしれない、ってこと?
そういうことだ。
だから、気付くとしたら、それは入社後に一定期間経った後だ。
だからこそ、転職活動の早い段階で
・「転職で得たい環境」を定め
・「自己分析」をして
自分が活躍できる転職先の条件を自分なりに絞っておき、紹介される求人の選別を自分の基準で行うことが重要だ。
自己分析のタイミングなど、転職活動をどのように進めたらよいのかは、こちらの記事で詳しく解説しています!
使わないデメリット4:選考でのフォローアップを受けられない
転職エージェントを利用すると
エージェントによっては
面接後に採用担当者に探りを入れてもらえる場合もあります。
また、採用担当者からエージェントあてに
コメントをもらうことがあります。
これらに基づいて
次の面接に向けた改善点の
フィードバックを受けることができます。
しかし、転職エージェントを利用しない場合は
自分で振り返りをするしかありません。
公務員が転職エージェントを使う場合のポイント
転職エージェントを使った方が良いことは分かったけれど、具体的に何に気を付ければいいの?
では、ポイントを解説していこう
転職エージェントの使い方1:転職サイト等と併用する
転職エージェントを使う場合であっても
転職サイトや直接応募によるエントリ―を併用しましょう。
「転職サイトOR転職エージェント」ではない。
「転職サイトAND転職エージェント」だ。
転職サイト等を併用することで、
以下のように
幅広い企業の求人を
エントリ―候補に含めることが出来ます。
・条件に合致し、知っている会社
⇒転職サイト経由で応募
・条件に合致する非公開求人
⇒転職エージェント経由で応募
・条件に合致するも自分では気に留めなかった会社
⇒転職エージェント経由で応募
・転職サイト・エージェント経由での選考を行っていない会社
⇒企業HPから直接応募
転職エージェントを使う場合であっても
転職サイトや直接応募によるエントリ―を併用することで
転職先になりうる企業・ポジションを漏れなくフォローすることができます。
転職エージェントの使い方2:転職エージェントを複数社登録する
転職エージェントを使う場合に
1社のみを利用することはおすすめできません。
なぜなら、転職エージェント会社には以下の特徴があるからです。
どこかの「転職エージェント1社に任せる」ことをしてしまうと
アクセスできる求人の範囲に自ら制限を掛けてしまいます。
転職エージェントは複数社登録することをおすすめします。
転職エージェントの使い方3:特定のサービス・人物に依存せず自分で決断する
転職エージェントを使うときに最も重要なことは
エージェントではなく自分で決断することです。
転職エージェント最大のデメリットを相殺するのが
転職活動における
「主体的な姿勢」
「主体的な決断」の2つだ。
特に内定後の「入社の承諾」は、
自分の意見を絶対に曲げてはいけません。
内定を得て入社の判断をするときというのは、
エージェント側にとっては売上があがるか否かの局面です。
したがって、エージェントにとっては背中を押して入社してもらい、成績・売上を上げたいと思って当然です。
しかし、実際に入社して働き、
1日24時間の大部分を費やすのは皆さんです。
複数回の面接で自分が入社することの納得が得られなければ、
慎重になって当然ですし、
辞退しても問題ありません。
(礼節はしっかりと守りましょう)
「転職の目的の確認」「自己分析」を行って、「主体的に判断」することを心掛ければ、転職エージェントの悪いところは無いに等しくなるな!
そのとおり。
転職で成功するには、絶対に自分に向き合うことが必要だし、転職する経過で主体的な決断を迫られる。
それが出来る人であれば、転職エージェントに流されることはないし、自分に合った求人の紹介を引き出せるはずなんだ。
「転職エージェントが良い・悪い」は問題ではなく、自分たちが上手に活用できるかがポイントだね!
公務員からの転職で「おすすめの転職エージェント・転職サイト」
私みたいな転職が初めての人は、どの転職エージェントを使うことが良いの?
そうだな。最後におすすめの転職エージェントと、併用すべき転職サイトを紹介しておこう。
このおすすめは適当に有名どころを並べているのではなく、ちゃんと理由がある。
公務員が民間企業に転職しようとする場合に、おすすめの転職エージェント・転職サイトは以下の通りです。
- 転職サイト
-
doda:掲載求人数20万件超。転職エージェントとしても利用可能!
リクナビNEXT:転職した人の8割が利用。グッドポイント診断で自己分析も出来る - 転職エージェント
-
コトラ:パブリックセクター案件に強く、公務員に特におすすめ
JACリクルートメント:ハイクラス案件・年収アップに強みのある転職エージェント
ASSIGN AGENT:キャリアプランから始める若手ハイキャリア転職エージェント
リクルートエージェント:転職支援実績NO.1!日本最大級の転職エージェントサービス
- 転職エージェント(コンサルティング業界特化)
-
アクシスコンサルティング:平均支援期間3年。転職後も見据えるコンサル特化型エージェント
MyVision:公務員のコンサル転職実績多数のコンサル特化型エージェント
まとめ:転職エージェントは使わない方がいい?⇒上手に使いましょう
この記事では、
『公務員からの転職で転職エージェントを使わない方がいいのか?』
について解説してきました。
- 公務員は転職エージェントは使わない方がいいのか?
-
- 転職エージェントは利用することがおすすめ
- 転職エージェントを使わないメリット
-
- 適性がない求人を紹介されることがない
- 企業が費用を掛けずに採用することができる
- 転職エージェントを使わないデメリット
-
- 面接対策・書類添削を受ける機会を失う
- 非公開求人にアクセス出来ない
- 自分の認知の範囲内での転職となる
- 選考でのフォローアップを受けられない
- 転職エージェントを使う場合のポイント
-
- 転職サイト等と併用する
- 複数の転職エージェントに登録する
- 特定のサービス・人物に依存せず自分で決断する
- おすすめの転職エージェント
- おすすめの転職サイト&転職エージェント
- 転職サイト
-
doda
:掲載求人数20万件超。転職エージェントとしても利用可能! リクナビNEXT:転職した人の8割が利用。グッドポイント診断で自己分析も出来る - 転職エージェント
-
コトラ
:パブリックセクター案件に強く、公務員に特におすすめ
JACリクルートメント:ハイクラス案件・年収アップに強みのある転職エージェント
ASSIGN AGENT:キャリアプランから始める若手ハイキャリア転職エージェント
リクルートエージェント:転職支援実績NO.1!日本最大級の転職エージェントサービス
- 転職エージェント(コンサルティング業界特化)
-
アクシスコンサルティング
:平均支援期間3年。転職後も見据えるコンサル特化型エージェント :公務員のコンサル転職実績多数のコンサル特化型エージェント
転職活動を成功させるには
「転職の目的の確認」「自己分析」をしっかり行って
必要なタイミングで「主体的に判断」することが必要です。
その転職活動の過程で転職エージェントを利用する場合も
転職活動全体と同様に、「転職の目的の確認」「自己分析」をしっかり行ったうえで転職エージェント利用し、転職エージェントに流されずに「主体的に判断」することが必要です。
転職エージェントは、主体性を持って利用すれば
転職がはじめての人にとって、転職を成功に近づけてくれる存在です。
是非この記事を参考に、転職エージェントを上手に活用して
転職を成功させてください!
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