- 「転職に失敗した」と思ってしまう原因
- 「転職の失敗・後悔」を避ける考え方と具体的アクション
はぁ、仕事が楽しくないし、転職を考える時なのかな・・・
転職して後悔したら…と思うと結局何も始められないな…
転職したい感情・動機は大切だが
転職の結果に対しては冷静に判断することが重要だ。
公務員として働いている人の中には、
現状に対して不満を感じ
転職を考えている人が一定数います。
誰のためになっているか分からない事業!
何度も同じことを回答させられる照会!
達成の見通しがない計画目標に関する想定問答作成!
事実上業界団体の補助になっている委託事業!
そ、その辺にしておこうか…
まだまだあるのに!
春になると増える理不尽なクレーム!
…
こうしたことの積み重ねで
いつしか、
公務員以外でも自分がより活躍する場所があるのではないかと
考えるようになります。
そうして転職を考えるのは当然であるし
逃げでも何でもない。
ですが、公務員を辞めて転職しようと考えたときに思うのが
「転職しても、失敗だったらどうしよう」ということです。
確かに、転職はリスクを伴う。
失敗の心配をすることも当然だ。
しかし、転職に必要な準備をすることで、
納得できる転職にすることが可能です。
この記事では
「公務員が転職での失敗や後悔を避ける方法」を紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめです。
- 公務員を辞めたいが、転職に対して不安がある方
- 転職活動中の公務員の方
転職活動に踏み出せない方にとって必ず参考になる内容ですので、是非最後までご覧ください!!
公務員からの転職理由で後悔するものは?
「仕事が面白くない」のもそうなんだけど
一番の理由は「収入」なんだけど後悔しないかな…
「この理由は後悔する」というものは無いんだ。
でも、私が見たサイトには
「年収を高くしたい」は後悔しやすい
と書かれていたわ。
そのネット記事、よく見てみるんだ。
「平均年収は公務員の方が高いから転職で収入アップは難しい」とか
「業績不振で給与が下がる可能性があって後悔しやすい」とか書いてないか?
ホントだ。
転職を決める前の「転職活動」の時点で
「現在より年収アップを実現できる求人」に絞れば良いし、会社の業績と給与の連動も求人や面接で事前に確認できる。
でも「収入」が希望通りになっても
他の部分で後悔することもあるんじゃない?
それは、もちろんあり得る。
「収入」を1番理由にしても良いのだが
それ以外の要素についても
・希望する条件
・優先度
を付けて、求人を吟味することが必要だ。
現状から改善したいことに応じて
転職先に求める条件が決まっていきます。
この時「1番の転職理由」のみに注目するのではなく
仕事に関する事項について、幅広く条件を設定しておくことが
後悔を避けるコツです。
公務員から転職を考える理由
公務員を辞めて転職を考える理由は人それぞれです。
・〇〇ならば辞めるべきじゃない
・〇〇なら転職しない方がよい
ということもありません。
現状を改善する手段として
転職を考えることは自然だ。
ここでは、主な「辞めたい理由」と「背景にある志向」をまとめてみます。
退職の理由 | 退職理由の背景(転職によって実現したい事・環境) |
キャリアの停滞 | 個人的成長とキャリア発展 |
ワークライフバランス | 趣味・家族との時間 |
健康問題 | 勤務環境の改善(通勤時間、労働負荷と体力の関係) |
報酬 | 経済的・物質的報酬 |
仕事の内容 | 価値観の合致と社会的影響 |
職場環境 | 職場の物理的環境と人間関係、文化、雰囲気 |
会社の状況 | 組織との相性 |
地理的な理由 | 地理的な好み(〇〇に住みたい) |
当てはまるものはあったでしょうか?
「辞めたい」「転職したい」と考えるとき、
このどれかが充足していないはずです。
なんとなく公務員が嫌で転職したい、
っていうのはダメなの?
次の職場の給料が良くてホワイトな環境なら、それで良い気もするな!
結果オーライの可能性もゼロではないが
おそらく、求人票を眺めるだけで転職活動が終わるだろう。
辞めたい理由を明らかにしないと
転職先に求める条件がハッキリしないので
どの求人に応募するかがいつまでも決められない。
辞める理由をハッキリさせる目的は
転職先に求める条件を明らかにするためです。
例えば、転職の動機が
・残業を減らしワークライフバランスを確保したい
という人がいたとします。
この人の場合は
転職活動を始めて転職エージェントから求人の紹介を受けるなかで
求人票の記載項目のうち、以下を中心に見ることになります。
反対に、失敗する例は
ワークライフバランスを求めているのに
求人票の「想定年収」に目が眩んで応募してしまうことだな。
「辞めたい理由」をハッキリさせて
「転職先で改善すること」を明らかにしておく必要があります。
よく「転職の軸」という表現を見るが
このことだな。
公務員からの転職の「成功と失敗」
転職をしてみたいけど
「失敗するかも」と思うと
なかなか踏み出せなくて…
「失敗」をぼんやり考えていると
転職は失敗に終わるかもな。
公務員が転職に踏み出せない理由に
「転職で失敗したくない」があります。
「転職に失敗した状況」はどういった状況でしょうか。
公務員からの転職の「失敗」
「転職が失敗した」または「転職したが後悔している」状況は
「入社後に明らかになった実態」が
「入社前の期待」を下回った場合だ。
入社前というのは、
新しい職場に対し好意的な印象を持っています。
(だから転職する)
しかし、夢の国のような職場はないのが現実です。
ははっ
お主は誰だ…?
とにかく
絶対に多少の不満は出てくる。
機能を割り当てられた複数の人間が集まって組織を構成するとき、
立場や個人の性質の違いにより、
人間関係の不満は、少なからず発生します。
そのため、応募先企業の情報収集を怠り
イメージに頼って転職先を決めてしまうと、
日々の仕事でネガティブな感情になったときに
「転職は失敗だった」「転職を後悔している」状態になりやすいです。
そこで、
転職の結果をなるべく客観的に判断するために
「転職の条件」を予め設定しておくことが有効です。
公務員からの転職の「成功」
「成功した転職」とは何か。
それは、希望する環境を手に入れることです。
多少の不満は必ず出てくるのだから
「転職で手に入れる環境」を
明確にしておくことが重要だ。
たしかに、不満に思う点があっても、期待した「転職で手に入れる環境」があるのであれば、転職の意思決定は間違ってはいないわね。
それ実現するためには、
「実現したいこと」や
「実現したいことのためには多少犠牲にできること」など
職場に求めることの優劣を明確にしておくことがおすすめです。
条件をなるべく明瞭に設定して、
採用面接等で実態を把握することが必要です。
出来る限り調べた結果
条件を満たし、
現職よりも全体的な満足度が向上する(と思われる)ところを探しましょう。
転職先のことを入社前に100%知ることは不可能。
「思ったより○○だった」は絶対にある。
じゃあ、どうすればいいんですか!!
「思ったより○○だった」が転職で「実現したいこと」にならないようにすればOKだ。
例えば、
・転職の目標:年収を700万円以上
・妥協できること:残業時間
にした人が、「年収が700万円以下だった」は絶対に避けなければいけない。
それは、何のために苦労して転職活動をしたか分からなくなりそうだ。
だが「年収700万円になったが、残業は以前より増えた」ならば、元々設定した条件をクリアしている。
残業時間の許容度は、自分自身・家族の状態によって変わるかもしれないが、上記の場合は転職自体を後悔することはない。
「思ったより○○だった」があっても
転職時に設定した条件を満たしているのであれば、
転職自体を後悔する必要はありません。
誰しもが、時間の経過とともに仕事に求める条件は変わっていきます。
状況が変わった場合には、
再度その時の事情に応じて
「転職で実現したいこと」「妥協できること」を設定し
粛々と転職先を見つけていけば良いのです。
公務員からの転職で失敗を避ける方法3選
「転職の失敗」を避けるためには、準備・情報収集が重要だと説明しました。
次に、具体的にどういったアクションを起こすべきか解説していきます。
方法1:仕事が上手く行っていないときは転職しない
転職を考える時期は、
「仕事が上手くいっていない時」を避けるべきです。
なぜなら、現在の仕事を過剰に低く評価し、転職先を過大に評価してしまうからです。
問題が勃発し、
いつになったら解決できるのか分からない状況ほど、
問題から目を逸らすために転職を考えてしまいがちです。
しかも、そうした時に目にする転職先候補はどこであっても良く見えて
「ここに転職すれば全て解決だ」と評価してしまうこともあります。
冷静に現職と転職先を評価するために、
転職は「仕事が上手くいっていない時」を避けることが重要です。
仕事が順調な時の方が、積極的な理由かつ冷静に転職ができる。
仕事が上手くいないときに転職しない
⇒現在の仕事を過剰に低く評価し、転職先を過大に評価してしまうため
方法2:転職エージェントを使い倒す
「成功した転職」のための準備・情報収集には
転職エージェントを活用することが重要です。
転職エージェントは極一部を除き無料で利用できる。
利用しない時点で、他の転職希望者と比較して不利になる。
転職エージェントは
・キャリア相談
・経験、適性に応じた求人の紹介
・応募先企業との調整
・面接、書類対策
を基本的に無料で行ってくれます。
条件・待遇といった「聞きにくいこと」、
社風・文化への適合可能性なども
エージェント経由で積極的に確認しましょう。
エージェントも人間ですので、
評判の良いサービスのエージェントでも
相性が悪い人に出会うこともあります。
エージェントのコメントに要点を得なかったりする場合は、
担当者を変えてもらうか、利用する会社をスパっと変えましょう。
転職エージェントを利用する
⇒無料で求人の紹介、選考対策を受けられる
転職エージェントって、どこも良くない口コミが書かれていたりして、どこに登録すべきか分からないんだよな…
登録すべきエージェントは、以下の記事で詳しく解説しているので読んでいただきたい。
よくある転職エージェントの口コミに「魅力的な求人を紹介してもらえなかった」があるが、これについて補足しよう。
「魅力的な求人を紹介してもらえない」という不満は、求職者自身の自己分析不足が原因だ。
自分自身の希望が明確になっておらず、求人に対する判断基準がないことがほとんどだ。
…(オ、オレのことだ)…
エージェントは「利用する」ものだ。
お座りして求人を待つものではない。
「自分に合う業界はありますか?」ではなく「○○業界と□□業界を△△との理由で志望しているが考えているが、どちらがよいか?」など
自分の考え持った上で利用する態度が必要だ。
なお、エージェントを利用するときには、
可能ならば希望する業界が特定できていた方が良いです。
なぜなら、その業界に知見のあるエージェントを利用できるためです。
転職エージェントには、大手以外にも、
特定の業界に特化したエージェント会社があり
特にコンサルティング業界・営業・医療・福祉・法務に特化したサービスが多いです。
公務員は辞めたいけど、どんな業界がいいのか分からなくて…
業種に希望のない人におすすめなのがコンサル業界やIT業界だだ。
官公庁を顧客にした部門は、公務員経験を直接に活かせる数少ない転職先だ。
方法3:口コミサイトで現役社員の声を収集する
転職エージェントからの情報や、
実際に面接を受けてみた際の印象以外にも、
実際に働いている人の評価を知ることも可能です。
転職会議やOpenWorkを活用することで、
その企業で働く人による口コミを見ることができます。
でも口コミって、極端に悪い印象を持つ人だけが書いているんじゃない?
一般的な口コミサイトはその通りだが、
OpenWork等では自分が「企業の情報を閲覧すること」と引き換えに「現職の口コミ」を提供している。
どのくらい信用できるかは、現在の職場の投稿を見てみると良い。
自分の職場の投稿を見てみると、口コミの精度については「概ね妥当」な印象です。
悪い要素の感じ方は人それぞれですので、
本当に口コミの通りであるかは慎重になる必要があります。
登録後に現在の勤め先の口コミを見てみて、
自分の評価と照らし合わせてみると、どの程度参考にしてよいかが感覚的に分かります。
- 転職会議
-
会員数約890万人、国内最大級約375万件の勤務状況の口コミを掲載しているサイト。
会員登録後の48時間は、企業口コミ上位10件が見放題になります。
その後は、口コミ投稿数に応じて他の口コミが見放題になります。 - OpenWork
-
OpenWorkは、国内最大級の社員クチコミ・年収データを有する転職・就職のための情報プラットフォームです。
口コミの閲覧には「会社評価レポートの回答・Web履歴書の入力」もしくは「月額課金(1,100円(税込)/月)」が必要です。
口コミサイトで現役社員の声を収集する
⇒転職会議・OpenWorkで求人票やホームページではわからない情報を収集する。
まとめ|公務員からの転職を成功させるには「準備」と「調査」が大切
この記事では、転職の「失敗」を減らす方法を解説しました。
- 公務員を辞めたくなる理由
-
- 辞めたくなる理由は人それぞれであり、何でも良い。
- ただし、転職のためには理由をハッキリさせておくことが重要。
- 公務員からの転職の成功・失敗
-
- 「転職の失敗」は「入社後に明らかになった実態」が「入社前の期待」を下回った場合
- 転職活動時に「必ず実現したいこと」と「多少妥協できること」を決めておく
- 「必ず実現したいこと」を実現できれば転職は「成功」
- 夢の国のような職場はない。「多少妥協できること」が思ったほどでなくても「転職は失敗」と悲観しない
- 「公務員からの転職」を失敗しない方法3選
-
- 仕事が順調な時に、フラットに判断すること
- 転職エージェントを「利用」し、判断材料を集める
- 口コミサイトを活用し、現職社員の本音を調べる
多くの公務員にとって、転職は初めての経験です。
転職は、慣れた環境から移動することです。
得体の知れない不安がつきまとい、
転職活動をすることを邪魔してきます。
しかし、転職の失敗は避けることが可能だ。
転職に求める条件を一つ一つ挙げていき、求人票・面接・転職エージェントの情報などから材料を集めていけば、転職の失敗は避けることが可能です。
もう一つ、転職を失敗させないためには「勇気」が必要だ。
転職に必要なことは、勤務成績やスキルではありません。
現職と転職先を冷静に評価し、行動に移す「勇気」です。
転職活動をしても、条件を満たす企業が見つからなければ
すぐに転職しなければ良いだけです。
「わかりやすく」「手間がかからず」「事がしっかり進む」
の3つを満たす行動が、転職エージェントに登録することだ。
まずは、転職エージェントに登録して
公務員転職者の状況や、自分が考えている転職先について
意見を聞いてみましょう。
- 転職サイト
-
doda:掲載求人数20万件超。転職エージェントとしても利用可能!
リクナビNEXT:転職した人の8割が利用。グッドポイント診断で自己分析も出来る - 転職エージェント
-
コトラ:パブリックセクター案件に強く、公務員に特におすすめ
JACリクルートメント:ハイクラス案件・年収アップに強みのある転職エージェント
ASSIGN AGENT:キャリアプランから始める若手ハイキャリア転職エージェント
リクルートエージェント:転職支援実績NO.1!日本最大級の転職エージェントサービス
- 転職エージェント(コンサルティング業界特化)
-
アクシスコンサルティング:平均支援期間3年。転職後も見据えるコンサル特化型エージェント
MyVision:公務員のコンサル転職実績多数のコンサル特化型エージェント
転職をどう進めるかは、こちらの記事を確認だ。
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