公務員が転職するときの「強みの活かし方」|業種・職種選びと面接での使い分けを解説

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この記事を読むと分かること

強みの活用法
・業界・職種選びでの活用
・会社選びでの活用
・面接での活用

悩める公務員A

自己分析や転職エージェントとの面談で「強み」を見つけたけど、転職活動にどう活かせば良いんだ?

自己分析を通じて強みを見つけた後は、
「強み」をアピールして転職活動を進めていくことになります。

しかしながら、全てを「強み」に任せればよい訳ではありません。

「入社後、自分の強みはどうなってくか」を検討することで、「強みが活かせそうで実は活きない」と考えられる場合も見つかります。

そこで、この記事では「強み」の転職活動での使い方・活用法を
「業界・職種選び」「会社選び」「面接」と、マクロ及びミクロの両方の視点から解説します。

この記事は、以下の方におすすめです。

この記事をおすすめする方

・これから転職活動(自己分析)を始める方
・自己分析を終え、企業の求人を探している方
・求人にエントリーし、面接を控えている方

テンショクノヤクニン

まずは、転職の大枠である「業界・職種選び」から説明していく。

目次

業界・職種選びでの活用

求職者に期待される強みは業界・職種によって異なります。
業界内及び同職種で必要とされる強みには、一定の傾向があります。

例えば、営業職では「コミュニケーション能力」「やる気(継続力)」等が求人票上で求められることがあります。
また、コンサルタントでは「ロジカルシンキング」や「プレゼンテーションスキル」と書かれていることをよく目にします。

したがって、業界・職種選びでは、自己分析によって見つけた「強み」に基づいて選択肢を絞っていくことが有効です。

テンショクノヤクニン

業界・職種選びでは、素直に「強み」を基に活きる考えられるところをピックアップすることが有効だ。

例えば、コミュニケーションが苦手な人でも営業職として採用される可能性はあります。

営業職は報酬が良いことや、他の会社でも経験を活かしやすいなどメリットが多いです。
しかし、コミュニケーションが苦手な人にとって、採用までの面接通過率や入社後の苦労を考えると営業職を選ぶことは良い選択肢とは言えません。

会社選びでの活用

会社選びでは、前項の業界・業種選びと違って、会社ごとの「文化」や実際に配属される部署、部署・グループ内の人員構成によって、発揮可能性が高い強みは変わります。

また、選択した会社の満足度やスキルアップの可能性は、上司同僚が同じ「強み」をどの程度の水準で持っているかによって異なります。

「満足度」の観点

転職で「仕事に満足できる会社を選ぶこと(満足度)」に主眼を置く場合、自分と同じ「強み」を持つ人が多い職場を選ぶことは少々疑問です。

なぜなら、自分と同じ「強み」を持つ人が多い職場では、強みが突出していないと、その相対的希少性が小さくなるからです。

一般に企業は、取り組む仕事に対して、人件費等の制約下で最大の業績をあげようとしています。

このとき、同じ「強み」を持つ人が既に職場に複数存在し、既に具体的や役割が充てられている場合は、例え自分が「同種の強み」を持っていても、新参者に強みを発揮できるポジションが充てられるかは分かりません。

テンショクノヤクニン

野球でいうと、左投げの軟投派ピッチャーを1軍に2人置いておくことは難しいというわけだ。
遠山が2人ではなく、遠山と葛西の方が良いのだ。

東スポWEB
野村克也監督が編み出した変則継投「遠山葛西遠山」 当事者は複雑だった【平成球界裏面史】 | 東スポWEB 【平成球界裏面史阪神・遠山&葛西編】6年連続Bクラスの阪神は、平成11年(1999年)から名将...

強みの相対的希少性は、周囲の環境の影響を受けます。

例えば、「プレゼンテーションスキル」に長けた人が「プレゼンテーションスキル」に長けた人が多い会社に就職した場合、自分と同等またはそれ以上に優れた「プレゼンテーションができる人」に囲まれてしまいます。

世間一般で見れば「プレゼンテーションスキル」に長けていても、職場ではそれが「当たり前」になってしまいます。

反対に、「強み」の活用機会があり、かつ「強み」を持つ人が多すぎない会社の方が、会社内での優位性を感じることができ、満足度が高まると考えられます。
実際に「打席」に立つ機会も与えられ、アウトプットを通じた満足も感じやすいでしょう。

テンショクノヤクニン

ただし、これは満足度に主眼を置いた場合の話であり、「スキルアップ」の点では違った考え方が可能だ。

スキルアップの観点

反対に、転職で「自分自身のスキルアップ」に主眼を置く場合、自分と同じ「強み」を持つ人が多い職場を選ぶことも有効です。

これは要するに、
プロ野球選手を目指すときに「強豪校の高いレベルで切磋琢磨する(レギュラー外もあり得る)」と「中堅・無名校でレギュラーとして経験を積む」のどちらを選ぶかということです。

周囲に優れたスキルを持つ人が多いと、日ごろから学べることが多いのは確かです。

ただし、同様のスキルを持つ人が競合してしまい、自分が実際に「打席に立つ機会」が限定的になる可能性はあります。

なお、前項の「満足度」も考慮して、自分のスキルの相対的希少性が活きる職場でスキルアップを目指す場合は、自分のアウトプットを自分自身で反省できる素養が必要です。

テンショクノヤクニン

内省できる人は、スキルの相対的希少性を享受しながらスキルアップできる可能性が十分にある。

面接での活用

面接では「あなたの強みを教えてください」との質問は定番です。
そのため、この質問に対する準備が必要です。

この質問に関する注意点ですが
「あなたの強みを教えてください」との質問は
「ある強み・スキルが正解」で、それを当てるゲームではありません。

「あなたの強みを教えてください」に対する適切な回答は、概ね次のことを満たす必要があります。

・求人票に記載された「求める人材」に関連する強みを挙げて
・応募先企業での活躍可能性を
・過去の実績で補足しながら
・ロジカルに説明する

企業によって採用する背景は様々です。
退職者の発生に伴う欠員の補充、業務拡大・事業新設による人員増などがあります。

加えて、配属される部署の業務内容、雰囲気(文化)もそれぞれであり、候補者に求める素質・能力も異なります。

そのため、自己分析で掘り下げた「強み」を上手く使い分けることで、企業に「採用するだけの材料」を提供することが可能になります。

まとめ:「強み」でどのポジションを取るか

この記事では「強み」の転職活動での使い方・活用法を解説しました。

おさらい:場面別「強みの活用法」
業界・職種選びでの活用

素直に「強み」を基に活きる考えられるところをピックアップする

企業選びでの活用

仕事の満足度を重視する:相対的希少性が得られる環境を検討する
スキルアップを重視する:同じスキルの持つ人が在籍し活躍する企業を検討する

面接での活用

企業が採用を行う背景を求人票等から予想し、自分の複数の「強み」の中から最もロジカルに説得力を持った問答ができるものを選ぶ

転職活動は自己分析によって「強み」を発見・明確化することは、次の仕事とのミスマッチを減らすために重要です。

しかし、盲目的になって「強み」に振り回されてはいけません。
シーンに応じて「強み」の行く末を予想して転職先を選びましょう。

「強み」については、「【公務員の強み・特徴の見つけ方】転職活動で使える探し方を解説」の記事でも取り上げています。
自己分析の方法等、是非参考にしてみてください。

また、面接では、専門家から助言をもらう等して効率的に進めることも重要です。

公務員が民間転職する際には転職エージェントを利用し、キャリアの相談をしたり、面接対策を受けることがおすすめです。

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テンショクノヤクニン

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