- 公務員から転職するときの適切な応募数・エントリー数
- 公務員から転職するときの書類選考の通過率
- 公務員から転職するときのエントリー基準
- 公務員から転職活動でエントリーするときのポイント
転職サイト・転職エージェントにも登録して、気になる求人にはエントリ―しようと思うけど、どのくらい応募すれば良いのかな?
条件には合っているけど、何だか応募するか迷ってしまって…エントリ―の判断てどうすればいいんだろう
転職サイト・転職エージェントに登録し、実際に求人を見始めると、
・一度に応募する求人の数
・エントリ―する判断基準
をどうすべきか、疑問に思うことがあります。
「応募数」と「応募する基準」を適切に設定しないと、
転職活動が中途半端になってしまう恐れがあります。
転職活動が中途半端になると
「転職する」と意気込んだにも関わらず
いつまでも転職しない人が誕生する。
そこでこの記事では、
「公務員から転職するときの適切な応募数とエントリ―の基準」
について解説します。
この記事はこんな方におすすめです。
- これから本格的に転職活動を始める公務員の方
- 転職活動を始めたものの、エントリ―の段階で停滞している公務員の方
これから転職しようという公務員の方にとって、必ず参考になるないようですので是非最後までご覧ください。
公務員から転職するときの適切な応募数・エントリー数
実際問題、一度に応募する数ってどのくらいが良いの?
『5社+α』が丁度よいだろう。
1度に応募(エントリ―)する企業数の目安は「5社+α」です。
これより少ないと転職活動が長期化してしまい、
これよりも多いと、書類・面接の準備が相当忙しくなってしまいます。
『+α』について補足しよう。
5社以上エントリーする場合は主に以下の場合だ。
・エントリーしたいと思う求人が5社を超える場合
・業界、職種が絞り込めていて、5社以上エントリーしても書類作成と面接対策が負担にならない場合
業界・職種が絞り込めていれば
同じ業界・職種の複数企業にエントリ―する場合は、書類の作成も若干の修正で対応できるはずだ。
公務員から転職するときの書類選考の通過率
マイナビ転職のwebサイト(*)によると
マイナビエージェントを利用した人の書類選考の通過率は30%とされています。
(*)【転職活動、何社応募した?】平均応募社数や、選考通過・内定の確率はどれくらい?
前項で転職するときの適切な応募数を5社としました。
5社の応募で1.5社
つまり1~2社が面接に進むことになります。
5社応募して1社通過したら
上出来だ。
5社以上応募しても
面接に進めるのは多くて2~3社です。
面接が2~3社であれば
仕事をしながらでも面接準備をすることは無理ではない範囲でしょう。
2~3社だとしても面接の準備が全然できなくてで…効率的に面接対策する方法はないの?
転職エージェントを活用することがおすすめだ。
エージェントは転職希望者を入社させることが仕事なので、面接対策をしてくれるところがほとんどだ。
公務員から転職するときのエントリー基準
求人を見ても、エントリ―するか迷ってしまうのよね
対策として、エントリー基準を決めてある程度機械的に応募してしまうのも有効だ。
なぜなら、エントリ―は勇気が必要だからだ。
求人票を見始めたときの問題として
「エントリーする決断が出来ない」ことがあります。
なんだか「もっと良い求人があるかもしれない」と思ってしまうんだよな…
そこでおすすめなのが、
「エントリーの基準」を作り、基準を満たした場合は機械的にエントリーしてしまうことです。
基準に含める項目は、
「転職で得たい環境」に関する項目を中心に構成します。
具体的には、以下の項目です。
この項目は他の要素を追加しても良いですし、削っても構いません。
次に、各項目について具体的な希望条件を入れてみます。
その後で、各項目を重視する度合を、全体が100になるよう数値を割り振ります。
割り振った後は、各求人をこの表にあてはめて採点します。
採点の結果、得点の高い順にエントリーしていこう。
エントリー数は5社+αとしましたが、
50点以上を獲得した場合は「+α」分としてエントリーしてしまって良いでしょう。
でも、希望条件を一部満たさない場合もエントリーすることになるけど大丈夫?
確かに。最終的に「転職に失敗した」と後悔することにならないかな?
このエントリー法だけで「転職に失敗」することはない。
次項で詳しく解説する。
公務員から転職活動でエントリーするときのポイント
エントリーは「怖いこと」
「求人に応募する」ということは、実は怖いことなんだ。
気にしていなかったけど
躊躇してしまうし、確かに怖いのかも。
怖い理由は
「選考で落とされる」ことに
向かって行かなければならないからだ。
中途採用で書類が通らないことは
当たり前にあることです。
しかし、いざ落ちると
まるで自分が価値のない人間であるように思えてしまうことがあります。
エントリーは、そうした「不都合な未来」を
ある程度受け入れる覚悟が必要な行為なのです。
特に、多くの公務員は
民間企業の就活を経験していないであろうから、
書類選考でお祈りを食らう経験をしていない。
公務員試験は1次試験が筆記試験であるので
落ちても「学力が足りなかった」と思っても
自分が否定されたとは思わないだろう。
だが、職務経歴や志望動機を書いた書類で落とされると、
まるで自分自身が否定されたように思えてしまう。
多くの公務員にとっては、
この「書類で落とされる恐怖」を経験したことがないゆえに、ハードルが高くなってしまっています。
しかし、
「エントリ―の怖さ」は、
思い切って最初のエントリーをして
経験することでしか乗り越えられません。
徹底的に対策して書類選考を全て通ろうとするのは非現実的だからな。
そのためにも
エントリー基準を高すぎないように設定して、
落とされることに慣れることも必要です。
内定しても入社する必要はない
エントリーして
仮に選考が順調に進み
内定を得たとしても
「必ず入社しなければいけない」ことはありません。
そのため、
・「条件は良いけど新しい会社で情報がない」
・「仕事の内容はピッタリだけれど、給与が希望に満たない」
といった場合でも積極的にエントリーすることがおすすめです。
何故なら、エントリーすることで応募先に新たな発見があったり、条件交渉できる場合があるからだ。
「条件は良いけど新しいので情報がない」会社は
面接で面接官の様子・言動から会社の情報を収集しましょう。
「仕事の内容はピッタリだけれど、給与が希望に満たない」会社は
選考過程で転職エージェント経由で年収交渉することもできます。
最終的には
最終面接までこちらからも情報収集をし
内定後に入社するかどうかを改めて判断すれば良いのです。
エントリー時に「内定したら入社」と決断できている必要はありません。
ただし、内定後に断る場合は、企業はもちろん間に入っているエージェントに対しても礼節を欠かさないように配慮しよう。
求人票だけで全てはわからない
求人票を見ていても、ピンと来るものが無くて…
求人票だけで「入りたい職場」が見つけられることはない。
求人票を見ていても
何だかピンと来る求人がないと感じることもあるでしょう。
しかしながら
求人票だけで「今すぐエントリーしたい」と思えるものは
ほぼありません。
あるとしたら、有名企業のネームバリューに惹かれたときくらいだ。
求人票だけで企業を絞り込むのではなく、
選考過程で求職者側からも企業の情報を収集していく姿勢が重要です。
そのためにも、エントリーの基準を高く設定しすぎないことが必要だ。
中途採用は「早い者勝ち」である
中途採用は新卒採用と違って「随時募集」が基本です。
新卒採用では、全ての応募者が横一線に並べられた後で、優劣がつき合否が決まります。
一方、中途採用では、採用基準を超えた者が現れ入社の意思を示したときに募集が終了します。
ここでポイントなのが、
他の応募者が早くエントリ―し内定が出てしまえば、
仮に自分の方が企業に評価されたであろう場合でも
内定を得られないということです。
つまり中途採用は基本的に「早い者勝ち」ということだ。
タイミングが重要ってことだな!
「早い者勝ち」であるがゆえ
エントリ―の基準を上回るものは
積極的に応募してしまうことにメリットがあります。
新卒採用はエントリ―期限まで迷っても横並びで選考してもらえる。だが中途採用は、迷っているうちに終わってしまう。
迷ったら「とりあえず応募する」
求人への応募は「落とされる恐怖」を受け入れることです。
しかし、中途採用は基本的に「早い者勝ち」なので
応募を迷っているうちに募集が終了してしまう可能性があります。
そのため、迷ったら「とりあえず応募する」姿勢が重要です。
もし変な企業に応募しても全く問題ない。
なぜなら、内定が出ても入社しなければ良いからだ。
求職者が持っている最強のカードは
「内定が出ても入社しなくてよい」ことです。
面接で人としての良識を疑う人物が面接官として出てきても
エントリ―を後悔する必要はありません。
入社しなければ良いからです。
(将来のために、面接時間中に気分を害する程度の損は受け入れましょう)
まとめ:公務員からの転職に「とりあえず応募」は必要
この記事では、転職での「応募・エントリ―数」と「エントリーの基準」について解説しました。
「とりあえず応募」は決して悪手ではない。
- 公務員から転職するときの適切な応募数・エントリー数
-
- エントリー数は「5社+α」
- 公務員から転職するときの書類選考の通過率
-
- 書類選考の通過率は高くても30%
- 5社応募して1社通るかどうか
- 公務員から転職するときのエントリー基準
-
- 転職先に求める事項を並べ、100点を重要度に応じて割り振る
- 点数が高い順にエントリーする。
- 50点を超えれば、5社以上でも『+α』でエントリーする
- 公務員から転職活動でエントリーするときのポイント
-
- エントリーは「怖い」こと。公務員は就活時に「書類で落ちる経験」をしていないので余計に怖い。
- 内定しても入社する必要はないので、積極的にエントリーすべき。
- 求人票だけで転職先のことは分からない。面接でこちらからも企業を「見定める」。
- 中途採用は「早い者勝ち」。積極的にエントリーすべき。
- 以上を踏まえ「迷ったら応募するべき」。
求人への応募は怖いものです。
ですが、「落ちることが当たり前」の中途採用において、エントリ―が出来なければ、転職を成し遂げる可能性が極端に低くなってしまいます。
そのため、
・エントリ―の基準を設定する
・面接でこちらからも企業のチェックをする
姿勢で、5+α社をエントリ―していくことがおすすめです。
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